銭湯wiki - 鹿の湯(栃木県那須郡那須町)
栃木県那須郡那須町の温泉共同浴場・鹿の湯

東北道那須インターから山側に那須高原を登ると湯本の温泉街があります。
ここに入ると硫黄の匂いがして温泉に来た気分が増します。
さらにそこを過ぎて右カーブの橋の袂、左手には金毛九尾の狐の伝説で名高い「殺生石」があります。
川にかかる橋を越えた右手に「鹿の湯」の看板があり、そこを右に入って下ると左手に駐車場があり、右手の橋のところに同湯の入口があります。



同湯は昔ながらの湯治場。
木造の建物が川を挟んで並んでいます。
入口を入ると受付があり、こちらで料金を支払って、川を跨ぐ木造の通路を通って温泉棟へ。



川を見ると湯の花がたくさん付着して白い川になっていました。
川を渡り温泉棟に突き当たると右手が混浴(男湯)、左手は女湯になっています。
右手を行くと奥に脱衣場があり、棚に脱衣かごが並んでいます。
支度をして少し下がった浴室へ。



手前に源泉槽と高い位置から落とされた湯が2か所。
因みにここの源泉槽は熱いので注意が必要です。

入口に書かれた入浴の作法でははじめに柄杓で100〜300回湯をかぶってから入浴する(こうすると入浴後のめまいなどが防げるそうです)そうですが、柄杓も持っていなかったので桶で何回か湯をかぶって入ります。
ちなみにここは湯治場、湯につかって体を癒すのが目的の場所ですので石鹸やシャンプーの使用は禁止されています。

ここは木造の古い湯治場の造りで、細長い建物に湯の浴槽が2列3段、合計6か所並んでいます。
湯は左手前から41.42.43.44.46.48度の湯温に調整されていて、好きな湯温のところに入ります。

入り方も2〜3分程度、浴槽に胸のあたりまで身体を沈めます。
その後にお湯から上がって少し休み、次からは全身浴で2〜3分程度つかってまた休むを繰り返します。
一日に4回を限度とすると書かれています。

浴槽は木製の4人程度が入れる大きさの物。
湯が強いので、コンクリートや金属は使われていません。
浴槽につかると、かなり強い浴感があり、2〜3分で出て浴槽の脇に座って休みます。
しばらくすると涼しさを感じて来て、もう一回というふうに入りました。
最初は42度、次に44度、その次は46度と入ります。
48度は一度腰まで入りましたが〜とても無理でした(汗)

限度の4回を入り、脱衣場に上がりましたがなかなか汗が引かずに温浴効果が長引いています。
表に出ても暑いのがおさまらずに、近くの殺生石を散策しましたが、ここには「硫化水素、亜硫酸ガス注意」と書かれています。
鹿の湯はまさにこのすぐ下流ですから、やはりかなり強烈な温泉ということですね。




酸性・含硫黄−硫酸塩温泉(硫化水素型/酸性低張性高温泉) 泉温:68.4℃

住所・栃木県那須郡那須町大字湯本51

営業時間:8:00〜19:00(3月1日〜11月30日、12月1日〜2月末日までは18時まで) お休みは無し

料金 大人400円 子供300円


ライブドア地図鹿の湯


*浴場の情報については掲載時と変わっている可能性もありますので、ご利用の際はご自身にて確かめる事をお勧めします。

撮影:平成21年7月15日