銭湯wiki - 中山浴場
神奈川県横浜市緑区の銭湯、中山浴場です。

中山浴場はJR横浜線の中山駅を南口に降りて東の新横浜方向に向かい商店街を行くと踏み切りのあるT字路に突き当たったら右手のパチンコ屋の向こう側、バス道り沿いの左側にあります。
同湯は板金ものの緑色の金属製破風型の屋根になっていて、神奈川にはわりに多いタイプの昔ながらの関東型銭湯です。



入口に関西型の房の長めの「銭湯浪漫」の暖簾が掛かった下足スペースを中に入ると左手が男湯です。
この下足箱、鍵が富士鍵におしどり、松竹と3種類の鍵が混合になっています。
いちばん新しいのは松竹鍵ですが、スペースの関係からか鍵自体が90度に傾き真横にされて取り付けられています。
入口の戸は半分解放されていて、番台というか、男女境壁のセンターにフロントのように入口側を向いて低い位置に女将が座っています。

料金を支払い脱衣場へ。
脱衣場は島ロッカーが2基、斜めに並んでいます。
外壁側や入口側にもロッカーがありますが地元常連客用なのかたくさんの棚が増設されて洗面用具がギッシリと並んでいます。
入口側壁の高い位置に取り付けられた大型扇風機が大きな音を立ててまわっています。

さて浴室。
暑い季節にて脱衣場との戸は開け放たれています。
天井は関東型の二段式の湯気抜きの天井になっています。
奥壁には上下幅の少し狭いスペースに早川師の「西伊豆」のペンキ絵があります。
ちょっと痛んできていますが、それでも駿河湾を挟んで対岸に富士山、少し夕焼けの橙色がかった雲、海岸の岩に波が押し寄せ砕け散る男性的な構図が見事です。
その下にはかつての看板スペースにバイブラバス説明のみが掲示されています。
そのさらに下は深浅2槽の浴槽があり、左手2/3は座ジェット2基の浅浴槽、右手の深浴槽はバイブラになっています。
湯温はメーターでは46度位を表示されていますがおそらく44度位と思われます。
両浴槽ともジャスミンの浴用剤が投入されています。
カランは両壁側と島カラン1基、配列は7.6.6.7で両壁側のみシャワーがあります。
壁や床などのタイルは更新されていて古いものではありません。

相客は常に10人前後と地元のお年寄り達が主体の常連客で賑わっていました。
上がりはドリンク類は置いていないようでした。




住所・神奈川県横浜市緑区中山町716

営業は15:30〜23:00

お休みは水曜日
ライブドア地図中山浴場
*地図上では「中山湯」と表記されています。

最寄り駅は横浜線・中山駅 駅リンク提供・駅wiki


*銭湯の情報については掲載時と変わっている可能性もありますので、ご利用の際はご自身にて確かめる事をお勧めします。
また、銭湯は近所の人の生活の場です。けして近所の人に迷惑をかけないようにしましょう。

2007年8月7日取材撮影