銭湯wiki - 萬歳湯
神奈川県横浜市西区の銭湯、萬歳湯

京浜急行の戸部駅を出て国道1号線沿いに保土ヶ谷方向に向かい、西平沼橋を過ぎて中央1丁目信号交差点を南に入り3本目の道を西に行くとすぐの右側に「萬歳湯」があります。
西横浜駅からは西区役所交差点を南に入り戸部公園の交差点を東(戸部公園の間)を入るとすぐの左手になります。
辺りを見ておこうと早めに到着するとまだ20分くらい時間前なのですが、すでに暖簾が掛けられて営業中でした。



牛乳石鹸の夏らしい暖簾をくぐって右手の男湯側下足スペースで靴をしまって中へ入ります。
番台式ですが男湯側の椅子に腰掛けているタオルでハチマキをしたご主人に料金を支払い脱衣場へ。
使われていない番台は低い昔ながらの物でした。
造りは昭和中期的なレトロ銭湯。
天井は格子ですが新建材の化粧板を貼った簡易的なものです。
男女境は鏡になっていて、浴室との境の大黒柱には中型の柱時計が掛けられていますが動いてはいませんでした。
ロッカーは外壁側の造り付け。
脱衣カゴも積まれていて結構使われています。
入口側にはごく小さな坪庭的なスペースがあります。

さて浴室。
高い二段式の関東型の天井になっていて、奥壁には山と湖のペンキ絵が描かれています。
このペンキ絵は一部が外壁側にL字型に廻り込んで描かれていて広さを感じるようになっています。

ペンキ絵の下には他の銭湯でも結構見かける洋風の湖、山と城のモザイクタイル絵があります。
また、男女境壁には浴室の長さいっぱいにモザイクタイル絵があり、こちらは池の鯉、金魚にオシドリの長尺の物になっています。

奥壁下の浴槽は仕切りの無い1槽で座ジェットが3基付いています。
カランは両壁側と島カラン1基、外壁側から5.5.5.6の配列で両壁側にはシャワーが付いています。
その他に外壁側脱衣場寄りにシャワースペースが1基あります。
浴室のタイル廻りは新しいものに更新されていますが、タイル絵が残されているのは素晴らしいです。

入った時にはまだ営業時間前でしたがすでに数人の相客があり、みなさん近所の年配の方々でのんびりと風呂を楽しんでおられました。
中には本を読んでいる御仁もいて、明るい時間帯の浴室にのんびりとした時間が流れていました。





住所・神奈川県横浜市西区中央1-23-3 営業は14:00〜23:00

お休みは土曜日
ライブドア地図萬歳湯

鉄道の最寄り駅・京浜急行線・戸部駅



*銭湯の情報については掲載時と変わっている可能性もありますので、ご利用の際はご自身にて確かめる事をお勧めします。
また、銭湯は近所の人の生活の場です。けして近所の人に迷惑をかけないようにしましょう。

2007年4月15日撮影
2009年6月12日取材再撮影