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racda_okayama 2006年09月09日(土) 07:58:00履歴

■最近、「公共事業を進めるのに市民合意を得た上で」という言葉が目立つ様になりました。どの自治体も過去の借金が積み重なって、自由に使えるお金が少なくなっております。公共事業で失敗が出来ない状態となりました。そこで出てきたのが、『市民合意』と呼ばれるものです。市長や知事が独りよがりにやっていくのではなく、予め、そこに住んでいる市民の総意として合意を得た上で事業を進めていくやり方で、よくある「完成しても利用が少ない」とかの失敗を避ける方法の1つです。
■その市民合意とはどの様な方法を求めるのが良いのか?
1)従来の選挙制度に基づいて、議会の合意を得る。
○これまでも議会合意が必要でした。議会選挙で市民の意見が反映されると言っても、それぞれの個別議案で市民の意見が必ずしも反映されるとは言い切れません。議案ひとつひとつに市民が「イエス・ノー」を言えないからです。だから、市民の意見と議会の決議が必ずしも一致するとは限りません。その為、失敗する可能性が高い公共事業が見過ごされてきました。
2)個々の事柄へ直接住民投票を行う。
○欧米では、路面電車の建設など沢山の住民投票が行われています。また、日本でも自治体合併では住民投票が沢山行われました。公正ですし、ハッキリ結果が分かりますが、費用も時間も掛かってしまいます。
3)署名を集める。
○日本で市民合意と言えば、一般的な手法です。しかし、いつどこで書いたのかハッキリしないので、公正とは限りません。
4)行政が地域へ直接出かけて、住民の人へ説明を行い納得してもらう。
○日本では残念ながら行政が怖がって、この様な説明会はギリギリの段階にならないと行われません。事業計画を立てるごく初期から説明会を繰り返すと摩擦も少なくて済みます。
■利点も欠点もあり、これが市民合意という決定版はありません。欧米の路面電車建設では、住民へ説明をたくさん行ない、議会合意を得て、さらに住民の直接投票で認めてもらってから、建設を始めています。手順は非常に大変ですけど、納税者に納得してもらい失敗のない公共事業を行うために進めています。だから、完成してから沢山の利用者で賑わいます。
■RACDAでは、LRT(ライトレールトランジットシステム=次世代路面電車システム)を推進していますが、まず良い点・悪い点を皆さんへ説明して、そこから署名を集めて、議会を動かしていくことを目指しています。遠回りになるかもしれませんが、良いモノが市民の歓声の中で走り出すために必要な事と考えています。
■その市民合意とはどの様な方法を求めるのが良いのか?
1)従来の選挙制度に基づいて、議会の合意を得る。
○これまでも議会合意が必要でした。議会選挙で市民の意見が反映されると言っても、それぞれの個別議案で市民の意見が必ずしも反映されるとは言い切れません。議案ひとつひとつに市民が「イエス・ノー」を言えないからです。だから、市民の意見と議会の決議が必ずしも一致するとは限りません。その為、失敗する可能性が高い公共事業が見過ごされてきました。
2)個々の事柄へ直接住民投票を行う。
○欧米では、路面電車の建設など沢山の住民投票が行われています。また、日本でも自治体合併では住民投票が沢山行われました。公正ですし、ハッキリ結果が分かりますが、費用も時間も掛かってしまいます。
3)署名を集める。
○日本で市民合意と言えば、一般的な手法です。しかし、いつどこで書いたのかハッキリしないので、公正とは限りません。
4)行政が地域へ直接出かけて、住民の人へ説明を行い納得してもらう。
○日本では残念ながら行政が怖がって、この様な説明会はギリギリの段階にならないと行われません。事業計画を立てるごく初期から説明会を繰り返すと摩擦も少なくて済みます。
■利点も欠点もあり、これが市民合意という決定版はありません。欧米の路面電車建設では、住民へ説明をたくさん行ない、議会合意を得て、さらに住民の直接投票で認めてもらってから、建設を始めています。手順は非常に大変ですけど、納税者に納得してもらい失敗のない公共事業を行うために進めています。だから、完成してから沢山の利用者で賑わいます。
■RACDAでは、LRT(ライトレールトランジットシステム=次世代路面電車システム)を推進していますが、まず良い点・悪い点を皆さんへ説明して、そこから署名を集めて、議会を動かしていくことを目指しています。遠回りになるかもしれませんが、良いモノが市民の歓声の中で走り出すために必要な事と考えています。
◇みなさんは今の岡山駅前にある路面電車の乗り場が便利だと思われますか?不便と思われますか?私たちRACDAはJRから路面電車への乗り換えが楽に出来る様、路面電車の駅前広場乗り入れを提案しています。 ◇他の都市でも同じ様な動きがあり、広島市の横川駅と高知市の高知駅で実現しています。 |
■改良前は駅前の交差点で右折した国道54号の真ん中に電停がありました。JR改札から電停まで横断歩道を渡り250mも歩く必要がありました。そのため、路面電車からJRへ乗り換える人は年々少なくなる一方、駅前の交差点は電停があることで渋滞が激しくなっていました。
■その解決策として路面電車を駅前広場へ乗り入れる案が示され、市民団体が具体的な案を持って自治体や商店街と共に議論を行ない、実現させました。JRの改札口を移動させ、広場内に入ってきた路面電車の乗り場まで歩く距離を60mと短くする、しかもJRの駅舎から路面電車の乗り場までをスッポリと屋根で覆い、傘をささなくても乗り換え出来る様にしました。駅前乗り入れに併せて、新たに横川駅から街の中心へ増発を行ない、ぐっと利便性を高めたのです。
〜高知駅(高知市)〜
■ここも同じく、路面電車乗り場が駅前の交差点で右折した場所にあるために、駅玄関からは見えない状態で、歩道橋を渡る必要もありました。JRからの乗り換え客は無視された状態で、ほとんど乗っていない路面電車でした。平成14年に開催された高知国体を機に『これではダメだ』ということで、高知県の知事が中心になって進め、わずか数カ月の工事で路面電車の駅前広場乗り入れが実現しました。
■改良後はJRの改札口からわずか10数歩で路面電車の乗り場に着きます。しかも、JRの改札口から路面電車まで段差無しで乗ることが出来ます。まさに特急列車を降りたらそこが路面電車乗り場なのです。
■いずれの都市も乗り換えを便利にすることで、JRと路面電車のどちらもお客さんが増えています。さらに乗り換えのお客さんが増えることで、街のにぎわいが戻っています。
■RACDAでは、岡山でも利用者の視点に立って、駅前広場への路面電車乗り入れ実現を働きかけていきます。