公共の交通ラクダ(RACDA) 事務局 - かわら版第21号
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駅前乗り入れの市民案へ向けて

■岡山駅前広場は、岡山の玄関口として、路線バスとタクシーが大量に乗り入れています。また、週末には自家用車の駐車場(整理場)が満車となり、大変に混雑しています。その上、地下街(一番街・三番街)の出入り口が沢山あり、火災などの防災面から厳しい制限があります。その中で路面電車が乗り入れるには、乗り越えるべき数多くの制約があります。
さらには、現在の駅前広場を整備する際に多くの関係者の間で対立し、今なおひどく対立しています。

■RACDAでは以下の条件で、市民案の形成を目指しています。
・バス乗り場を現状の13箇所から減らさないこと。
・タクシー乗り場は現在のまま
・駅前の交差点混雑を現在よりもひどくしないこと
・路面電車は現在の運行本数を確保する。 (ピーク時、1分30秒に1本)
・自家用車の駐車場(整理場)の削減を最小で済ませること
・地下街の出入り口の改造は防災安全上最小限で済ませる。
・岡山のシンボルである噴水や桃太郎像はそのまま。

■非常に厳しい条件ですが、さらに「将来の市役所筋延伸や環状化にも対応」という条件を加えて、市民案を作っています。

■公共事業は行政が独りよがりで計画・整備を行うのが今まで一般的でした。その結果、使いづらいものも出来ていました。税金を無駄には出来ません。計画段階から市民が積極的にアイディアを出すことで、使う立場に立ったより良い公共事業が出来るのではないかとRACDAでは考えています。

国道250号を東へ〜宇野バス 岡山−日生・寒河線〜

■岡山から東へ約35km、国道250号線を所要時間1時間30分かけて運行している、宇野バス日生・寒河線。この路線の歴史は長く、岡山〜片上間の開業は大正7年。次いで片上〜日生間が昭和11年、日生〜日生駅間が昭和30年、日生駅〜寒河車庫間が昭和39年に開通し現在の路線となっています。

■備前市内へ入ると片上湾や日生港など、海沿いを走っていきます。この辺りは波よけとなる島が多く、カキなどの養殖イカダを多く見かけます。日生の“五味の市”と呼ばれる市場周辺では毎年2月第1日曜日に“ひなせ甚九郎市”が開かれています。この日は消防団による放水合戦”源平放水合戦”も行われ、多くの人で賑わいます。

■現在の日生・寒河線は1時間に1本程度の運行ですが、かつては20分に1本の運行がされており、さらには途中の『片上〜穂浪橋』間で伊里中経由も運行がされていました。

■3月の初めごろに宇野バスから『「片上〜寒河」間の路線バスの運行を、最長で平成18年12月31日までとし、以後の運行を中止』という発表がありました。代替輸送手段は備前市と協議中ということですが、日生・寒河線の「片上〜寒河」間は今年いっぱいには姿を消そうとしています。

今月のできるバス・消えるバス 4月の路線バスに関する変更の状況

□高速バス
 <停留所新設>山陽インター(P&R)
 停車する便・・・リョービエクスプレス・京都エクスプレス・チボリ号
□下電バス ジーンズバス運行開始
 <運行経路>JR児島駅ー児島文化センターー野崎家旧宅ー児島支所前ー下之町南ー琴浦西小学校ー
       和井田−児島消防署ー野崎家旧宅ーJR児島駅(1周約35分)
 <発車時刻>9:30、10:30、11:30、12:50、14:50、15:50
 < 運 賃 >1回160円・一日乗車券500円(岡山県内JRみどりの窓口で発売)
 < 運行日 >平成18年3月4日から9月30日までの土・日・祝日
       (ただし、3 月22 日〜 4 月7 日・4 月29 日〜 5 月5 日・7 月18 日〜 8 月31 日は毎日運行)
□両備バス
 <ダイヤ改正>4月1日より以下の路線でダイヤ改正が行われます。
 ●ふれあいセンター・新岡山港線 ●汗入・早島・倉敷・コンベックス岡山線 ●南まわり牛窓線
 ●北まわり牛窓線 ●虫明・愛生園線 ●宝伝線 ●上山田線 ●西脇線 ●円張線 ●長岡・西大寺線
 ●イオン倉敷・水江循環線 ●玉野光南高校線 ●由良病院線 ●倉敷小溝線 ●倉敷吉岡線 
 ●倉敷大高線 ●玉島中央線
 <停留所名変更>
 (現)テイコク前 → (新)トンボ前
□中鉄バス 4月1日より
  今まで中山下BC発着で運行していた180号線の全便が天満屋発着に変更になります。(深夜バス除く)