吉備線のLRT(路面電車)化を考える上で、1つの問題がある。 沿線のバスをどうするか。 |
■かつては国道180号を走るバス路線は結構あったのだが、近年急激に減少してしまった。利用者数の減少によりやむを得ず廃止された。もちろん運行する会社も代替策を考え、運行を続けようと努力をしたようだ。しかし長続きはしなかった。
■だがバスがないと不便を感じる人が居るはずである。吉備線LRT化をきっかけに使いやすいバスが作れないか、RACDAとして考えてみた。
■一宮など、吉備線沿線には国道180号を軸として芳賀佐山団地・稲荷山・足守・総社方面にバスが走っている。ただそれらのバスをただ便数だけ増やすだけで良いのかと言えば、そうでもない。
■駅や公共施設などと利用客とを効率的に結ぶことで、通勤・通学だけでなく日常的に利用できるようになる。また吉備路や最上稲荷、国分寺など観光資産も多い地域なので、これらをバスのルートに含むことも可能だろう。
■バス以外に自転車についても考える必要があるだろう。駅周辺であれば地形が平坦なので、自転車での利用も多く見込まれる。各駅に自転車置き場は必要だろう。
■同時に観光客向けにレンタサイクルサービスをしてはどうだろうか。吉備路自転車道を通って沿線を散策、各駅のサイクルステーションに乗捨てが出来れば利用の幅が広がるであろう。
■地元にも観光客にも使い勝手の良い交通システムになれば、吉備線LRTはもっと良いものになるだろう。