☆魔法少女リリカルなのはエロ小説☆スレの保管庫 - 無限の悪夢〜Unlimited Nightmare〜
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暗くなった夜の公園。そこで“ユーノ・スクライア”は、天に浮かぶ満月を静かに見つめていた。
時間は深夜。本来ならば、そろそろベッドに向かっている時間であるが、今日は訳あってこの時間に外出していたのだ。
「…ユーノさん」
その声に振り向くユーノ。そこには“エリオ・モンディエル”が思い詰めた顔で立っていた。
彼がユーノをこの時間、この場所に呼び出したのだ。
「どうしたんだい? エリオ、こんな時間に呼び出したりして…」
思いつめた表情のエリオに、ユーノが心配そうに声をかける。すると―
「ごめんなさい、ユーノさん」
エリオがユーノに抱きついてきた。突然の事に驚きを禁じ得ないユーノ。
「え、ちょ…エリオ……」
「僕…ユーノさんのことが好きなんです。大好きなんです!! この想いを…もう、止められないんです!!」
困惑するユーノであったが、エリオから発せられた言葉に顔を青ざめる。
「ま! 待って!! 僕にはなのはという立派な彼女が…。それに僕達、男同士だろう!!」
いたってノーマルなユーノがそう告げるが、エリオは首を振る。
そして、服を無造作に脱ぎ捨てていった。
「ごめんなさい…僕、本当は『女の子』なの…」
服を脱ぎ捨てたその身体は、紛れも無く『女の子』の身体であった。
白い裸体が、街灯の光に照らされて…まぶしい。
「!!!!!!!!」
埴輪顔になって石化するユーノ。そして―
「ユーノさん…貴方が好きです。2号さんでも構わないの…抱いて下さい」
「う、うそだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
エリオ(女の子)に抱きつかれ、ユーノは叫びと共に崩壊した。
ミッドチルダ市街地にある公園。静かな時間が流れる市民の憩いのエリア。
そこに、1人の男の叫び声が木霊した。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
そこは、巨木に備え付けられたハンモック。そこから落ちるようにしてユーノが起きた。
どうやら悪夢でも見たような雰囲気だ。
「どうしたの。ユーノ」
なのはが心配そうに覗き込んでくる。
「あ、なのは。ちょっと変な夢を見てね…」
「そう?」
「うん、僕…なのはが恋人でよかったと心から―」
そこまでユーノが言うと、なのはが怪訝そうな顔で見つめ返してくる。
「え? 何?」
「何言ってんの。俺達、男同士なんだから恋人同士になるなんて、あるわけ無いじゃないか。親友の間違いだろ?」
「へっ!?」
素っ頓狂な声をあげてユーノがなのはを見つめる。言われてみると、なのはの胸はまっ平らで、下半身はスカートではなくズボンを履いている。
「う、うそ…ホモはいやだ、ホモはいやだ、ホモはいやだ、ホモはいやだ、ホモはいやだっ!」
身悶えるユーノに、なのは(男)も心底嫌そうな顔をしながら言った。
「俺だって嫌だよ。それに俺の恋人は、フェイトちゃんだぜ」
「ふぇ、フェイト………う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
それが止めとなり、ユーノは叫びをあげながらゲシュタルト崩壊を起こした。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
そこは、巨木に備え付けられたハンモック。そこから落ちるようにしてユーノが起きた。
どうやら悪夢でも見たような雰囲気だ。
「どうしたの。ユーノ」
なのはが、心配そうに覗き込んでくる。
「な、なのは!!
「な、何…」
あまりのユーノの見幕に、なのはが引き気味に答える。
「お、女の子だよね!」
あまりにも不躾な質問に、なのはが怪訝な表情を浮かべて怒る。
「何、当たり前のこと言ってるの! 頭でも打ったんじゃないの?」
「そ、そうかな…ちょっと、嫌な夢を見てさ…」
「どんなの?」
「なのはが男でさ。恋人がフェイトで、僕が恋人じゃなく…」
そこまで言うと、なのはが怪訝そうな顔で見つめ返してきた。
「何、変な夢見ているの。私達、女同士なんだから恋人同士になるなんて、あるわけ無いじゃない」
「へっ!?」
素っ頓狂な声をあげるユーノ。同時に自分の胸に違和感を感じた。
「胸…嘘ぉ…」
標準サイズよりも大きな胸だ。Dカップはあるだろう。思わずズボンの中も確認する。当然、ある筈の物がない。
「な、ない!! う、嘘ぉぉぉっ!」
「もう、さっきから何訳のわからない事言ってんの。アンタと私の恋人は、クロノ君でしょ!」
「ク、クロノ…それも僕達の…」
「私がクロノ君の2号さんで、アンタが3号さん、フェイトちゃんが正妻さんでエイミィさんが本妻さんじゃない」
2号さん、3号さんに正妻に本妻…一夫多妻か。もうすでに訳が分からない。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
またもや、ユーノは叫びをあげながらゲシュタルト崩壊を起こした。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
そこは、管理局職員用の仮眠室。そのベッドから落ちるようにしてユーノが起きた。
どうやら悪夢でも見たような雰囲気だ。
「大丈夫か? ユーノ・スクライア、大分魘されていたが」
そんなユーノを心配する声が聞こえた。
言葉遣いからしてザフィーラなのだろう。かなり近いところから声が聞こえる。
だが、目の前がふさがれていて、上手く認識できない。
枕なのだろうか、かなり触りごこちの良い何かに顔をふさがれている感じだ。…正直、もう少しこのままでいたい気がする。
「あ、すみません、ちょっと変な夢を見ちゃって…」
「そう? ならいいわ。私が忘れさせてあげる…」
「え?」
変な口調のザフィーラ(?)が抱きついてくる。なんかいつもと違う違和感がある。
ユーノは、このままでいたいと言う欲望をなんとか押さえ込んで目を明けてみる。すると、そこには見たことのない全裸の美女が、自分を優しく抱きしめてくれているではないか。
胸のサイズはEカップはあるだろうか、とても気持ちいい。どうやら、先ほどの枕みたいな物は、彼女の胸そのもので、ユーノは自分の頭を彼女の胸に埋もれさせていたようである。
だが、どう考えても、彼女はユーノの知らない女性だ。
「え? えー、あのー、どちら様で?」
「何いってるの、ザフィーネじゃない」
「へっ!? …ザフィーネさん?」
知らない名だ。だが、次の一言にユーノの思考回路は吹っ飛ぶ事となる。
「そ、あんたの新しい彼女の“ザフィーネ”よ」
すでにユーノの理解の範囲外の展開である。完全に頭が固まった。
「それに…今始まった関係じゃないでしょ」
よくみると自分も全裸だ。それに部屋の中に混じっている空気は『男と女のソレ』の後であることは、間違いない。
ユーノは自分の考えが纏まらない上に、血の気が引いていく感じがした。
「さ…もう少し、楽しみましょう」
「ちょ、ちょっと…」
ザフィーネと名乗った女性が、ユーノに迫ってきた。流石に慌てる。
だが、その展開を無視するように、入り口の扉が吹き飛んだ。そして人の気配がする。
「…見つけた」
その声にユーノが視線を送ると、そこにはなのはが仁王立ちしていた。その姿は、修羅と化している。
「ユーノ君。やっぱり浮気していたね…」
「ち、違うなのは! 誤解だ!!」
だが、その言葉にザフィーネが涙目でユーノに詰め寄る。
「誤解だなんて!! ユーノ、あんた『いつも、なのはに虐められて、苦しいから助けて』って言って、あたいに甘えて…本気にさせておいて! あんた無しでは生きていけない…そんな身体にしておいて…酷い!!」
かなりとんでもない爆弾発言投下である。もう何がなんだか…ユーノの思考は、なにも考えられなくなっている。
だが、ザフィーネやユーノの様子を、なのはは白々しい物を見るように吐き捨てた。
「しおらしくしちゃって、盗人の分際で! 人の恋人奪っておいて、何様のつもりなの!」
「煩いよ、雌ガキ! アンタはユーノをいたぶって弄ぶ事しか、しないじゃないか! あたいはその点、ユーノには優しくして上げられるもの」
そういって、ユーノを抱き寄せる。顔に当たる胸の感触が気持ちいい。だが、ユーノの思考は停止したままだ。
「なんですって!!」
さらにヒートアップするなのは。美女2人のにらみ合いは、綺麗なだけに恐ろしい。
一触触発の状態に、ユーノはどうしたらいいのか分からず、2人の女性に挟まれる形で、固まって見ているしかない。そして―
「それにね! あたいのおなかの中には…ユーノの子が居るんだからね」
ザフィーネの爆弾発言に周囲の空気が一変した。
「子ども…そう、そうなんだね…ユーノ君…私の事を……完全に裏切っていたんだね…少し、頭冷やそうか」
静かに呟くなのは。もはや修羅を通り越して白き冥王と化している。
「いくよ、レイジングハート」
(Yes,Mymaster)
そう言って静かにレイジングハートを構えるなのは。既に莫大な魔力が、レイジングハートへ集まり始めている。
「な、なのはぁ! た、頼むから…落ち着いてぇ!!」
これから起こる事を察知したのか、涙目でなのはに訴えるユーノ。だが、なのはは―
「貴方達の存在を、この世界から消してあげるの!!」
聞く耳持たずと言わんばかりにそう宣言した。直後―
「スターライトブレイカー、発射!!」
膨大。そう表現するしかないほど超大量の魔力が放たれ、ユーノを飲み込んだ。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
悲鳴と共に目を覚ますユーノ。息を整えながら周りを見回すと―
「…僕の部屋?」
そこは自宅の寝室だった。どうやら、今までのは悪夢だったようだ。
「夢…なのか…よかった……本当によかった」
心底ホッとしたような声を上げるユーノ。それと同時になにやら良い匂いが鼻を擽る。と同時に―
「…なんだか、すごい声が聞こえたけど、ユーノ君大丈夫?」
部屋のドアが開き、エプロン姿のなのはが顔を出した。
「え、あ、いや…なんでもないんだ。ちょっと嫌な夢を見てね」
「そう…何か心配事とかあったら遠慮なく言ってね。私、ユーノ君の力になるから」
「ありがとう、なのは」
そんな会話を交わし、どちらとも無く笑顔になる2人。
「さて、ヴィヴィオは明日まで、アイナさんの所にお泊りだし、今日は久しぶりに2人っきりだね」
「え、あ…そう…だったね」
なのはの言葉に何とか相槌を返すユーノ。
「朝ご飯、もうすぐ出来るからね」
そう言って、キッチンに戻っていくなのは。その後姿を見送りながら、ユーノはフゥッと息を付きながら首を左右に振った。
どうやら、悪夢のせいで記憶が混乱しているようだ。早く夢の事は忘れないと…改めて決意し、ベッドから抜け出すユーノ。
ユーノは知らない。食卓にはスッポンや大蒜、鰻や山芋といった精のつく食材をふんだんに使った特製料理がテーブル一杯に並べられている事。
そして、数時間後には自らの精が根こそぎなのはに搾り取られる事を…
「今日はたっぷり搾り取ってあげるね。ユーノ君♪」
悪夢はまだ…終わらない?
続く…かも?
著者:50スレ460