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UART制御の小型有機ELディスプレイ、uOLEDに関するメモ

使用感


・発色はどの角度からでも綺麗。細かい文字でも視認性はよい
・コマンドは難しくない。バイナリでのシリアル通信ができればOK
・描画はすごく早いというほどでもない
・MicroSDカードのコントローラとしても利用可能
・明るいドットの多い行は電流が足りないのか輝度が落ちる
・終了コード(ACK)は必ず受け取ったほうが良さそう

小ネタ


・RunピンはSDカードからコマンドを実行するためのものらしい。シリアル通信のみでコントロールするなら不要。自分は邪魔なので取ってしまった。

・MicroSDカードは生のデータにアクセスするのでPCのファイルシステムとの互換性はない。ただ、次のような方法で手軽にPCとの対応ができる。
 ・PCから、適当な同じ数字(たとえば0x77とか)で埋め尽くした数MBのファイルを作成し、念のため読み取り専用に設定。
 ・uOLEDからMicroSDカードを読み取り、ファイルデータ領域の先頭アドレスを探す(先の数字で埋め尽くされていることから判断。最初は飛び飛びに探して、だんだん絞り込むとよい)
 ・見つけたアドレスから、ファイルサイズ分のデータ領域のみマイコンなどから利用する。
 ・PCで例のファイルをコピーして解析すれば、大容量のログなどがシリアル通信なしで取得可能。ただしPC側でのソフト開発が必要かも

注意点


・電源投入から'U'を送信するまでと、'U'を送信してから次のコマンドを送るまではしばらく間隔を置く必要がある。
故障
・1年ほど使用した後、故障してしまった。原因はハンダクラックではないかと疑っているが、確かめられなかった。また、修理しようとしていろいろいじっているうちに、クリスタルが剥離して落ちてしまった。これが直接の原因である可能性もある。
・間接的な原因として、コネクタ付け替えのためにOLED本体部分を無理にはがしたため、基板に無理な力が掛かってしまったのではないかとも思われる。96Gは特に基板が薄い。コネクタは無理にいじらないほうが良いかもしれない。

リンク集


4D SYSTEMS
 メーカーサイト

IPI Shop
 国内での販売 割高かも

ストロベリー・リナックス
 国内での販売 品薄かも

RS
 いつのまにやらRSでも売り出していた

Dontronics
 オーストラリアでの販売 国内では売っていない型も

エレキジャック ELディスプレイμOLED128 アーカイブ
 μOLED128を使った記事

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