リストランテ イ・ルンガ（奈良・奈良公園）
詳細
近鉄奈良線「近鉄奈良」駅から東に徒歩１２分のところにあるイタリア料理店に行ってきました〜（奈良公園にある「夢しるべ風しるべ」内）。シェフはミシュランのイタリア版で初めて日本人で星を獲得したシェフ〜（ただし、帰国後、東京・六本木の「ラ・グラディスカ（未訪）」では獲っていない）。
お店自体は町家を改築した佇まい〜。
すでに人気店みたいで、観光地ということもあり週末のランチに関して２、３週間前には予約が必要〜（ただし、夜は１週間前でもいけそう）。余談だけど、店先を通り過ぎる女性が「あっ、このお店！」と言って立ち止まる人がちらほら有り〜。
今回は夜に８４００円（税込・サ５％別）のコースをいただきました〜。
キハダマグロのたたき風 カリフラワーのタルタル
周りにあるレモンを甘く煮詰めたものが技有り〜（東京・六本木にある「エディション・コウジ・シモムラ」のスペシャリテ「カダイフを纏った的鯛のフリット」を連想）。それにしても、このレモン味は魚系にキレをもたらすのが良いな〜。
フカッチャ、ブリオッシュ、はったい粉のパン
フレンチのパンと比べると弱い印象を受けるけど、少しハードな焼きは星を獲った片鱗を感じさせる〜（１つ星狙いなら良いけど、２つ星以上ならパンも大事）。はったい粉のパンが美味しい〜。
牛モモ肉の岩塩包み焼き
ローストビーフみたいでシンプルに美味しい〜。意外と印象的だったのが、まわりの葉物野菜で苦味があるものを選んであるのがヨーロッパ的〜（ただし、鮮度感は日本的）。
アマゴのコンフィ ハーブ風味
コンフィの度合は軽目で、美味しい〜（ただし、小骨を感じるのが少し残念）。
宇陀金ゴボウのトルティーノ パルメザンチーズのソース
ビジュアル的にミシュラン向きだけど、味もチーズっぽさがあり美味しい〜。ただし、気をつけないといけないのは東京のフレンチはミシュランの悪影響か味よりもビジュアル先行の料理がちらほらあるので、ビジュアルに走り過ぎると東京の二の舞になる可能性がある〜。
菜の花のリゾット フォアグラのマリネ添え
これもチーズ色が強いリゾットで、まわりのマデラ酒のソースが味を引き締めて美味しい〜。菜の花の状態が良いのも印象的〜。
ロンブリケッリ ラグークラシコ
作って時間が経っていない感じの太い手打ちパスタで、もっちりコシがあり美味しい〜。骨太感のあるラグーも良かった〜。
大和牛のタリアータ
塩が効いて、シンプルに美味しい〜。最近のフレンチは低温で長時間加熱するタイプが多いけど、やはりこちらのように温度が高い仕上がりのほうが良いな〜（流行ったのは「カンテサンス」の影響？調理方法より、ポーションの問題だと思うだけに、解釈を脱線していると思わないでもない）。
マンゴーのソルベ 夏蜜柑添え
マンゴーの味がしっかりで美味しい〜。
トルタ・サッビオーザ マスカルポーネクリームと苺のサラダ
ほろほろ感のある素朴な焼き菓子で美味しい〜（肌理が粗い砂のようなタルト）。盛り付けも立体的〜。
ハーブティー 小菓子（郷土菓子）
素朴な焼き菓子で美味しい〜。
お店としては町家を改築した佇まい〜。料理としては関西で主流の海鮮系ジャパニーズ・イタリアンとは異なり、こってりとした北イタリアの料理〜（ただし、最近の大阪では低価格帯ながら北イタリアの良店が増えてはいる）。特に、こちらは北イタリアらしい肉やチーズが印象的で、まったりと美味しかった〜（方向性でいえばミシュラン東京２００９で１つ星を獲った「ビーチェ東京」に近いと思うけど、味はレベル違いで「イ・ルンガ」のほうが良かった）。また、近所の生産者の方に食材をわけてもらっているのか、状態も朝穫れっぽくて良かった〜（恐らく、鮮度感に関しては東京時代より良いと思う）。ただし、ランチに関しては本領発揮ではないのかな？と思える節があるけど、夜に限っては所々に星を獲った片鱗を感じる部分があり、フレンチを彷彿させるメニューの流れも有り〜。つまり、ミシュランで星を獲るにはフレンチの要素を盛り込むか、魚よりも肉やチーズを使ったものが評価されやすいのかもしれない〜。逆に言うと、日本の海鮮系ジャパニーズ・イタリアンは全否定されている節もあり、このあたりがミシュランのイタリアンに対する評価のブーインブになっている気もする〜（フレンチを取り入れると評価され、和食を取り入れると否定されるでは、採点がイビツ）。実際、フレンチで星を獲っているお店よりも、美味しいお店はぼちぼちあるので、邪道だとしても１つ星ぐらいあげたほうがバランスは良いと思う〜（2010年4月）
奈良県奈良市春日野町１６ 夢しるべ風しるべ内
電話：０７４２−９３−８３００
１１：３０〜１３：３０ＬＯ、１８：００〜２１：００ＬＯ
不定休
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近鉄奈良線「近鉄奈良」駅から東に徒歩１２分のところにあるイタリア料理店に行ってきました〜（奈良公園にある「夢しるべ風しるべ」内）。シェフはミシュランのイタリア版で初めて日本人で星を獲得したシェフ〜（ただし、帰国後、東京・六本木の「ラ・グラディスカ（未訪）」では獲っていない）。
お店自体は町家を改築した佇まい〜。
すでに人気店みたいで、観光地ということもあり週末のランチに関して２、３週間前には予約が必要〜（ただし、夜は１週間前でもいけそう）。余談だけど、店先を通り過ぎる女性が「あっ、このお店！」と言って立ち止まる人がちらほら有り〜。
今回は夜に８４００円（税込・サ５％別）のコースをいただきました〜。
キハダマグロのたたき風 カリフラワーのタルタル
周りにあるレモンを甘く煮詰めたものが技有り〜（東京・六本木にある「エディション・コウジ・シモムラ」のスペシャリテ「カダイフを纏った的鯛のフリット」を連想）。それにしても、このレモン味は魚系にキレをもたらすのが良いな〜。
フカッチャ、ブリオッシュ、はったい粉のパン
フレンチのパンと比べると弱い印象を受けるけど、少しハードな焼きは星を獲った片鱗を感じさせる〜（１つ星狙いなら良いけど、２つ星以上ならパンも大事）。はったい粉のパンが美味しい〜。
牛モモ肉の岩塩包み焼き
ローストビーフみたいでシンプルに美味しい〜。意外と印象的だったのが、まわりの葉物野菜で苦味があるものを選んであるのがヨーロッパ的〜（ただし、鮮度感は日本的）。
アマゴのコンフィ ハーブ風味
コンフィの度合は軽目で、美味しい〜（ただし、小骨を感じるのが少し残念）。
宇陀金ゴボウのトルティーノ パルメザンチーズのソース
ビジュアル的にミシュラン向きだけど、味もチーズっぽさがあり美味しい〜。ただし、気をつけないといけないのは東京のフレンチはミシュランの悪影響か味よりもビジュアル先行の料理がちらほらあるので、ビジュアルに走り過ぎると東京の二の舞になる可能性がある〜。
菜の花のリゾット フォアグラのマリネ添え
これもチーズ色が強いリゾットで、まわりのマデラ酒のソースが味を引き締めて美味しい〜。菜の花の状態が良いのも印象的〜。
ロンブリケッリ ラグークラシコ
作って時間が経っていない感じの太い手打ちパスタで、もっちりコシがあり美味しい〜。骨太感のあるラグーも良かった〜。
大和牛のタリアータ
塩が効いて、シンプルに美味しい〜。最近のフレンチは低温で長時間加熱するタイプが多いけど、やはりこちらのように温度が高い仕上がりのほうが良いな〜（流行ったのは「カンテサンス」の影響？調理方法より、ポーションの問題だと思うだけに、解釈を脱線していると思わないでもない）。
マンゴーのソルベ 夏蜜柑添え
マンゴーの味がしっかりで美味しい〜。
トルタ・サッビオーザ マスカルポーネクリームと苺のサラダ
ほろほろ感のある素朴な焼き菓子で美味しい〜（肌理が粗い砂のようなタルト）。盛り付けも立体的〜。
ハーブティー 小菓子（郷土菓子）
素朴な焼き菓子で美味しい〜。
お店としては町家を改築した佇まい〜。料理としては関西で主流の海鮮系ジャパニーズ・イタリアンとは異なり、こってりとした北イタリアの料理〜（ただし、最近の大阪では低価格帯ながら北イタリアの良店が増えてはいる）。特に、こちらは北イタリアらしい肉やチーズが印象的で、まったりと美味しかった〜（方向性でいえばミシュラン東京２００９で１つ星を獲った「ビーチェ東京」に近いと思うけど、味はレベル違いで「イ・ルンガ」のほうが良かった）。また、近所の生産者の方に食材をわけてもらっているのか、状態も朝穫れっぽくて良かった〜（恐らく、鮮度感に関しては東京時代より良いと思う）。ただし、ランチに関しては本領発揮ではないのかな？と思える節があるけど、夜に限っては所々に星を獲った片鱗を感じる部分があり、フレンチを彷彿させるメニューの流れも有り〜。つまり、ミシュランで星を獲るにはフレンチの要素を盛り込むか、魚よりも肉やチーズを使ったものが評価されやすいのかもしれない〜。逆に言うと、日本の海鮮系ジャパニーズ・イタリアンは全否定されている節もあり、このあたりがミシュランのイタリアンに対する評価のブーインブになっている気もする〜（フレンチを取り入れると評価され、和食を取り入れると否定されるでは、採点がイビツ）。実際、フレンチで星を獲っているお店よりも、美味しいお店はぼちぼちあるので、邪道だとしても１つ星ぐらいあげたほうがバランスは良いと思う〜（2010年4月）
奈良県奈良市春日野町１６ 夢しるべ風しるべ内
電話：０７４２−９３−８３００
１１：３０〜１３：３０ＬＯ、１８：００〜２１：００ＬＯ
不定休
- カテゴリ：
- 料理/グルメ
- 奈良（近鉄奈良駅周辺）
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