『   』 - フレンチ(レストヴァン北新地コウタロウ)
レストヴァン北新地コウタロウ(大阪・北新地)

詳細
JR東西線「北新地」駅から南に徒歩5分のところにあるフランス料理店に行ってきました〜。



お店自体は北新地らしく、カウンターがメインのスタイリッシュな佇まい〜。

今回は夜6825円のコースをいただきました〜。


グジュール、黄人参のピューレ 雲丹とコンソメのジュレがけ
日本人らしい仕上がりで、ほっこり美味しい〜。


イシダイの炙り、さよりのフランボワーズビネガー風味
着地点は割烹だけど、和食店並のクオリティで美味しい〜。特にフレンチらしさを意識したフランボワーズビネガーの風味が良いアクンセント〜。


無花果入りペリゴール産フォアグラのテリーヌ 白ワインのジュレ添え
修行先とは異なり、鮮度感を生かしたテリーヌはクセも無く美味しい〜。


イサキのロースト ブイヤベース仕立て
イサキの焼き加減に技術を感じれて美味しい〜。さっぱりのブイヤベースも良いアクセント〜。


マンガリッツァ豚のロースト 赤カリフラワーのソース
低温で長時間ローストしたタイプで豚ながらレア感もあり美味しい〜。


プラリネとキャラメル?のムース レモンバームのシャーベットとメレンゲ添え
ビジュアルが先行な感じもするけど味自体は美味しい〜。


エスプレッソ、紅茶のクッキー、カシスのパート・ド・フリュイ
プティフールは紅茶やカシスなどアクセントをつけたもので美味しい〜。

お店自体は北新地らしくスタイリッシュな佇まいで個室もあるけどカウンターがメイン〜。元々、シェフはパリの元3つ星「ル・グランヴェフール(当然未訪)」と提携時の「ル・ポン・ド・シエル」で修行されたらしく、基礎となる技術はしっかりしたもので美味しかった〜(立体的な盛り付けも影響を感じさせる)。ただし、料理の方向性としては異なり、こちらは和の要素を加えたものがあり、魚系に関しては着地点が割烹となるものも有り〜(クオリティも和食店並)。というのはシェフは愛媛県の松山出身で、海に近い場所で育った経緯があるので、日本的な魚使いをされているのも自然な流れ〜(年配のお客さんには割烹のような皿が更に多く、人に合わせてアドリブを利かせてあった)。特に当時の「ル・ポン・ド・シエル」は魚を含めてフランスからの空輸物が多く、鮮度感に難があったり、フォアグラも熟成が強くクセのある味わいであったりして、個人的には鮮度感を出して欲しいなと思っていただけに、ある意味でこちらの料理のほうが好み〜(シェフが修行先と方向性を変えてきたのも分かる気がする)。それにしても、最近は本場で評価の高いレストラン関係で修行しても、あえて方向性を変えてくるシェフが多く、それはフランス人と日本人との好みの違いもあると思うけど、やっぱり技術的なノウハウは守りながらも 個性を出すことが大事だと意識しているシェフが増えてきた印象を受けた〜。(2012年4月)

大阪府大阪市北区堂島1−3−8 堂島リンデンビル1F
電話:06−6343−1106
18:00〜24:30
日曜日休(祝日は不定休)