『   』 - 日本料理(嵯峨野)
嵯峨野(福岡・住吉)

詳細
地下鉄七隈線「渡辺通」駅から東北に徒歩14分のところにある料亭に行ってきました〜。こちらは赤い本の福岡・佐賀版で3つ星を獲得したお店〜。



お店自体は婚礼にも使われ、料亭らしい佇まい〜(この日も婚礼の打ち合わせで2組ほど来られていたのを見かけた)。

今回は昼7560円(税込・サ15%別)のコースをいただきました〜(サービス料は部屋によって異なる)。


鱒寿司、玉子焼き、海老、ひたし
鱒寿司は柿に見立てたビジュアルが印象的〜。玉焼きも肌理の細かい仕上がり〜。


満月真丈の吸い物
魚のすりみと卵で作られた真丈は満月に見立てたもの〜。昆布ベースの出汁は薄口ながら美味しい〜。


鯛、マグロ、ヤリイカの造
美味しい〜。


鰆の幽庵焼き、鮑茸
茶そばを揚げたものを松葉のように見立てた演出〜。基本的にこちらは薄口度合いが高いので、幽庵焼きにすると丁度ぐらいになり美味しい〜。


大黒しめじ、蕪、南京の炊き合わせ 味噌
薄味だけど、味噌の味と南京の甘さがアクセントで美味しい〜。


酢の物
あっさり〜。


じゃこご飯、赤出汁、香の物
あっさり美味しい〜。


梨、ザクロの実
今日一の食材と思えるぐらい良い梨を使われており美味しい〜。


栗きんとん、おうす
茶懐石らしい〆〜。

お店自体は昭和42年創業の老舗料亭〜(現在の店舗は移転後の新しい建物)。基本的に婚礼にも使われる建物は広々と料亭らしい佇まい〜。料理は河原町にある某京料理店で修行された30代前半の料理長が担当〜。基本的にノウハウのあるもので美味しかった〜。ただし、こちらは出汁感をおさえた味わいで、京都の中に入っても薄口の部類〜(食べている最中で味付けはどうですか?と尋ねられた)。人によっては味がないと言う人もいそうで、味付けを問われたのも分かる気が〜。基本的に赤い本では透明感のある昆布ベースの出汁の評価が高い傾向があるので、こちらに関しては箱の優位さをプラスして3つ星をつけたのは分かる気が〜(東京版でも味がないと賛否両論のお店に星が付いている傾向は有り)。ただし、ベースはしっかりしているので、幽庵焼きや炊き合わせの味噌など、味にメリハリのある料理の場合は意外と濃過ぎることもなく、塩梅的にしっくり〜。また、料亭という形態上、この設定金額では派手な八寸は出てこないけど、何げに柿や松葉に模した装飾など手がこんだものも有り〜。個人的には料理のポテンシャルとしては1つ星だと思えるけど、きちんと星が取れる実力があるのも確か〜(個人的には箱などを考慮すると良い意味で2つ星が妥当と思える)。(2014年10月)

福岡県福岡市住吉2−21−19
電話:092−271−5745
11:00〜15:00、17:00〜21:00LO
不定休