『   』 - 邦画の感想(ト)
東京物語(1953) ★★★★

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年配の人が若い人を見て「時代が変ったんかな〜?」と嘆く言葉は、実は、この映画を見る限り、この頃には既にあり、時代は繰り返してるんだな〜と感じます。本作は小津作品の最高峰といわれています。笠智衆の演技も良いです。また、本作に限るわけではないですが、個人的に1番好きな女優さんは原節子なのです(演技で好きなのは田中絹代)。貧乏な役をしても知性と品のある振る舞いがあり、こういう女優さんは、もう現れないんじゃないかと思います。

泥の河(1981) ★★★☆

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あえてモノクロ映画にし、子供時代に経験する世の中の闇の部分を垣間見たような映画です。この映画では、ほんの少ししか登場しないですが、加賀まり子って良いわ〜。初期の「乾いた花(1964)」の頃から「小悪魔」って言われたように、なにか年齢の割りにあか抜けた感じがする〜。脱線しましたが、基本的には3人の子供たちを通して繰り広げられる映画です。