プロットtia80
これは何?
コミティア80用のネタです。イメージ
人形生物をベースにした巨大剣士が活躍する合戦もの。
主人公は女の子。通称姫。といっても二十歳越え。
立場は先の合戦で敗北。
家がオトリツブシになった武家の息女。
とはいっても、完全になくなったわけではなく
先の大戦は幕府より権力を取り戻そうとした皇帝との争いであった。
そのとき、当家馬陰は皇帝について戦う
敗戦により領地を離れてしまう。
いまや旧来の領地はすべて幕府側に接収されてしまった。
代々この人型決戦兵器のパイロットをしてきた家柄。
もちろん所有権も持っている。敗戦のおり、この兵器と整備兵をつれてなんとか
皇帝のいる。南都に身を寄せるがお家再興の夢を果たせずにいた。
そして大戦時の傷が傷が元で当主の父が病の床に伏せる。
兄弟がいたがいずれも戦死の憂き目にあっている。
しかたなく父は娘に家督を譲る。そのとき姫は16歳。
冷徹な娘は自分の故郷の土地を取り戻すべく戦う。
内容
その再興の手段として武勲を建てなくてはいけない。いくら天子のおひざ元とは言え、国境警備ばかりで武勲を建てる機会には恵まれているとはいえなかった。
そのとき、北方の賀州にて戦のはじまりが伝えられた。
天子には初陣を願い出、そして義勇兵としての参加が認められる。
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「父上、帝より許しが降りました。」「帝がおゆるしにあられたか。長かったな。
先の大戦で領地を失い、帝のもと南都の地に流れ着いて5年も立つのか。」
「ようやくわが家の人型が本領を発揮できるときが着たな。」
「ええ、今度の初陣を飾りわが家が健在であることを知らしめてまいります。」
「本当の戦いはいずれ始まる。それまでに実戦を経験しておけるとは運がいい。」
「しかしだなお前が当主になって5年、息子が生きていればお前が戦場などに行くこともなかったのだがな。」
心配そうな顔をする先代。
「それは言わないでください、父上。
この家の家督を受け継ぐものとしてふさわしい活躍ができることを誇りに思っています。」
「そうか。」
「わが家に伝わる伝来の人型、その存在は世界に響き渡っておる。狙っておるものも多いくれぐれも気をつけよ。」
「では存分に役目を果たすがよい」
「そして生きて戻ってまいれ」
ではいってまいります。
横を見て。
「娘を頼む」
ナビ:「ああ、心配するな俺に任せてくれ」
あの少年には気をつけてくれ。
あの時は沿うかも知れないが、だいぶ落ち着いたものよ。
総であればいいが・・・因果なものだな。
武家の本道を行くならば避けて通れぬ道よ。姫様もいずれ自分で背負わねばならぬのだ。
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「ほほ、それは本当か」「そんなにすごいものなのか。」
「ああ、建造して200年以上、天州の宝だよ。」
「人型の差は俺の腕をもってしても圧倒的だった。」
「最古の人型、添えは興味深い。」
この人型が参加すると知って
対戦のもう片方の当事者幕府の一部が新型のテスト投入を画策
極秘裏に戦地へ投入を決定する。
出発にあたり、姫は考える。
まず、必要なことは人型を操るには少年は必須だ。
操縦者と人型をつなぐ架け橋。あれがいないと人型は動かない。
そのため必要なのはよからぬやつらもわかっている・・・
だが、少年は先代をうらんでいるから、なおのこと危ない。
いざ、戦場で敵に寝返られたら一貫のおしまいだ。
縁のある人間に代えたいが代わりの聞くものではない。
仕方がない危険だがそばにいさせるしかないな。
少なくとも異変は感じ取れるか。
ふん、仕方ないな。
姫様。お呼びですか?
お前は私について戦場には行かなくてよい。
ええ?、私もお供いたします。
だめだ。私がないない間、この屋敷を守っていてくれ。
お前の代わりがこれが引き継ぐ。
え?
いいか出発までにおしえおこんでおけ。
わかりました。
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船にて。あと、4日の旅程となります。
もちろん海が荒れてなければですが。
仕方がない。わが家には飛龍船など持っていないのだからな。
帝も公には今回の戦にはかかわらないおつもりだ。
ほら、茶が切れた、入れてくれ。
私がですが?なんだ聞いていなかったのか?
娘を連れて行くわけにはいかんからな。付き人としての義務を果たせ。
姫様。ほどほどに。
ふん。
船で行く一行。霧深い夜。
飛龍船は使えない。隠密にならないからだ。
やはりきたか・・・
「臨検だ、総員戦闘配置。ただし、できればそのままやり過ごしたい」
「幕府領海警備艇白根級です。」
「われいずこの船や?停船し船名を答えよ。」
「ゴクリ」
「ええ、米を輸出するためですよ。」
「この米俵全部調べます?」
4p=========================================================================
「もうよい!いけ。」一度検閲を幕府側から受けるがなんとか
賄賂を渡してやり過ごす。
「いったか?」
「やれやれ、まさかこの規模の船に積んでいるとはおもいますまい」
米俵の間に隠れている。
臨戦状態で常に人型に乗り込んでいる。ようやく一息つく。
幕府も落ちぶれたものよのう。
上空の船より。
「生かせていいのですか、ここで生け捕れば」
「やつらも馬鹿じゃない。今襲ったらすべて海のそこだ。」
われわれもいくぞ。塔縁に急げ。
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(船のなか)わが領民たちはいかが過ごしていることか。
裏切り者が出なければ、皇帝のもと幕府の悪政をいっそうできたものを。
悔しがる年配の家臣たち。
それを横目に見る少年。おい、鍛錬だ、ぼさっとするな。
そして雪降る平原で戦端は開かれる。
「電文によりますれば、すでに戦端は開かれております。現在賀州守清水殿は若干押されている模様です。」
「・・・さすがに寒いな、われわれの助力の意味があるということだな。」
「冷えます、中に。」少年の行動におや?と感じる。
「気が利くな・・」
ようやく付き人らしくなってきたな。
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援軍集う中、ほう、あれがうわさの姫か。
なんとも体に蟲をこうて折るとか。
蟲がなければあの柳雅は動かぬとも聞くぞ。
おそろしやおソロ氏や。
姫様気にしてはいけません。
ふん
ひにくよのう。望んで得られぬものがうわさでは持っていることになるなど。
わしとて蟲が飼えるならそうしておるわ。残念だが体が受け付けぬ。
明日の出撃までみなのものよく休め。
落ちぶれた名門を笑うものが姫を馬鹿にする。
「ほう、戦歴なら存じておりますぞ。
しかし長いただ見張り番しかせぬものがどれほど役に立つことやら。」
動じないが一触即発となる。
「それは私の働きを診てからにしていただこう。」
それにも動じない、そこにナビがフォローに入る。
一騎でどれほどつかえることやら。
なんだと?色めく付き人たち。
「明日また会えたら名を覚えておこう・・」
立ち去る姫。なにおう。
7p----------------------------------------------------------------------
わあああ剣の一なぎで陣地が崩壊する。
圧倒的な強さを見せつけるが連日の出撃に体力が追い付かない。
すばらしい、さすが皇軍の誇る人型、大勝利ですぞ!
しかし、前線で高密度の火線によけるだけで精一杯。
つぶしてもつぶしても
次々と実際の陣地が構築されていく。
「やつら本気ですな」「うむ、このまま突入しては死にに行くようなものだ」
「どこかに大規模な兵站基地があるはずなんだが」
8p=========================================================================
基地にて。「装甲板の予備がもうすぐそこをつきます」
「なんとかしてくれ、こちらも物資が受け取れんのだ」
「装甲板なくとも戦えか。連中過信もいいところだぞ」
「いい、その期待に答えねばわれらに明日はないのだ。だが、引き続き折衝はする。」
あまりの疲れによろける姫。支える少年。
自室にて弱音を吐く姫
今日も人死にが出た。私は何をしているのだ?
後すう劇早ければ彼らは死なずに済んだのだ。
だれも私にかなうものなどいない、ただ、殺して回るだけだ。
わらおておろう。そなたの憎むべき男の娘がこのざまぞ。
お館様、その心はとっておくべきです。
私のように虫がつけば笑いたくても笑えぬようになりますゆえ
部屋を出て行く少年。
またうそをついてしまった。
少年の出自が語られる。
逃げる用意をしていた。そこに落ちてくる先代の乗った柳雅。
9P----------------------------------------------------------------------
くそ、すでにコックピットは潰れている。
しかし、敵の人型とは相打ちになって何とか勝ちを収める。
中の依代は息絶え絶えだった。
「殿、私はもうだめであります。どうかおいて逃げて・・・」
「何をいう。うぐ、、」「との動いてはなりませぬ、今すぐ手当てを。」
そこに呆然と立つ少年。「回収班をよべぇ。急がないと追っ手が来るぞ。」
巨体の下敷きには家族がいた。
依り代の口から蟲が出てくる。
「まさかな・・そんな」「」
少年の口に飛び込む。
なんと・・・
わしを殺したいか?
わしは殺されても仕方のないほど戦で殺してきた。
鋭い目に圧倒される少年。腰を抜かして動けなくなる。
10P =========================================================================
船の中でふさぎこむ少年。私は母の敵などとれぬ。俺はヘタレだ。
それに、あの人のことを知り過ぎている。
部屋に戻る少年。
先ほどはすまなかった。
謝る姫。
私も気が動転して負ったようだ。
お茶をいれましょう。
今日は15人踏み潰しました。あの感触は今も脳裏にこびりついております。
私もお館さま同様、血塗られた道を行くしかないのです。
お館さまは一人ではありません。
いつでも私がついております。
饒舌だな。
かぁ
ありがたくその言葉を受けておこう。
それでは明日の会議にいく。もどるまでに洗物をしておいてくれ。
11P ----------------------------------------------------------------------
そんななか幕府の新型と激突する。「そろそろ、疲れたころあいでしょう。ぜひ生け捕りを」アイピー族の博士がいわく。
「さあ、それはこいつのでき次第だな。もちろんできれば宝は失いたくはない。」
使い物になるのは姫の駆る人型のみ。
相手に強力な術者がついているせいで敵の補給基地がわからないのだ。
「他はすべてたたいた。やはり、亜空間ゲートを使用使用しないなら、ここしかありえないな」
しかし、地図上でついにめぼしを行い
目標地点への投入に亜空間ゲート転送が実施される。
「なんとか、ごり押しして専用の燃料を調達した。」「久々ですね。」
「みなのもの準備にかかれ」
非常に大量の兵糧を消費する上に一糸乱れぬ踊り子の動きが必要になるため
ここぞという場合にしか使用できない。
床の文様の割れ目が広がり空間が開き始める。
「さあいくぞ。」くくりつけてあった天井の紐が斧で切られる。
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降り立つ先は薄暮の台地の上。「なんて数の船だ。」
飛龍船の集積地に降り立つ。
墨には陣が張ってあった。
「なるほどやつら術で隠しておったのか」
「行くぞ」
片っ端からきりつけていく。
もちろんよけつつ、隅の方陣を破りに走る。
「よーし、敵はわが策略に落ちた、各方面当初の予測どおり動け!」
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ナビ、「敵影発見、やつら自軍の陣中なのにお構いなしか」しかしこの陣営、われわれを読んでいたな。
くそ、なんだ急に船が飛び始めているぞ。
罠だ。
その黒い船の影からやつらが現れる。
そうよ。お宅らの身内だったからさ。
動きで圧倒的に優位な姫側。
火力で優る幕府側。薬莢式の連射砲を使用する。
火力があるが片っ端から弾をきってしまうので効かない。(幕府側は4本足)
「六つまた動きも抜けない若造どもですよ」
しかし命中精度はよく、次第に弾幕が厚くなってくると裁ききれなくなってくる。
「はぁ」すぱすぱスパ
「なんて弾幕だ、装甲が持ちませんぞ。」「はぁあと少し」
結界を破らねば援軍どころかこの場から出ることもできぬぞ
しかし、足に怪我を負う人型。
苦しむ依代、一瞬気をそらす姫
「!・・・」
14p=========================================================================
お館様、私も柳雅も行けます。さあ!あの、結界を破らねば
「命中弾だ、火砲、集中しろ」「しかし、砲撃のみで決着がつくとは味気ないのう。」
ここで倒れれば明日はありません。
「いいだろう。お前の言うとおりだ。乗員は残すが人型は粉砕する。行くぞ」
半分へへろへろな依り代。「は。」
15p----------------------------------------------------------------------
しかし、覆いがたい完成度の違い。「く、先の大戦ではここまで強力だとは思わなかったが・・」
幕府気、切り結ぶも武装を一気に殺がれてしまう。
腕を切り取られ、首を切り落とされる。なぁ!
「なんだとぉ。もしかしてパイロットは親方様か!まさかな」
3機いたが歯が立たない。
あっさりと止めを刺されてしまう。
飛び散る地しぶき。
お館様!
ぎりぎり、体に穴の開く人型。血を吐くより代。
16p=========================================================================
戦場は、すでに賀州の軍勢により制圧されていた。見事粉砕し捕虜とする。
姫はぼろぼろ。
ふん、因果なもんだな。久しぶりだな夏姫よ。
やはりおぬしか。せっかく裏切ったというのに因果なものだな。
さすがは柳雅よ。動きでは歯が立たぬな。
それを駆るのは私だ。
俺が乗ればもっとすばらしい。
ふん。
捕虜交換にて情けで見逃すが、
「いいんですか」「私が責任を持つ。捕虜の生命が先だ。」
「おれを生きて帰したことを後悔するなよ」
なんだと
「いい、言わせておけ」「引き上げだ」
乗ったか。ええ。
真顔で少年のもとに走り寄る。
少年の足には添え木がしてあった。
応急手当は済んでいますが、先ほどの戦闘で右足を挟まれ骨折しています。
「すまぬ」涙が。
だが、もう一度お前には立ってもらわねばならぬ。
らしくないですな。いつもはあんなにぶっきらぼうに命令を下さるのに。
気にしないでください。私は私の勤めを果たすのです。
それにあなたのお役に立てるならば。五歩五歩。
立てるか。ええ、。
17p----------------------------------------------------------------------
人質もいないのに。あのお男ならばな。やりすまか姫。「足軽隊に、わしより距離をとるように告げろ。」
「応急処置終わりました。」間に合ったな。
ただし、五分、切り結べるのは2、3回だけですよ。
わかった。ご苦労だったな。お前たちもできるだけ柳雅から離れろいいな。
「高度は十分だ」
飛龍船にて射程外高度に達したとたん攻撃を
再開する。
行きがけの駄賃だ。
手にはらぬのならば破壊してしまえ。
なんとも、
仕方ないな。戦力として存続されるのはもっと厄介だ。
戦艦の主砲となればあの人型も木っ端微塵よ。
18p=========================================================================
姫、ひとつお願いがあります。なんだ。
戦が終わりました後も付き人として私を置いていただけますか?
何だ、そんなことか、いいだろう約束しよう。
ありがとうございます。
見る見る傷がふさがっていく柳雅、
ほほう。ばればれだな。
え、あ。(さすがに気がつく。)
姫様、敵戦艦より砲撃を確認!きますぞ!
いけるか!
ご心配は無用。何度やったとお思いですか。
いいだろう、槍を拾い次第上空より一閃見舞うぞ。
ナビ、衝撃用意。
うほ。
なんてやつだ照準が追いつかねぇ。
まだあんなに動けるのか?
何をやっている。副砲を使って網をはれぇ。
隠しておいた槍を引っこ抜く。
19p----------------------------------------------------------------------
棒高跳びの要領で舞い上がる人型。先の裏切り、ここにけじめをつけてくれる。
船をまっぷたつにしてしまう。
なんと、すばらしき人型よ。
くそ。
ずどどどどん
戦艦はつらく、炎上爆発する。
20p=========================================================================
終戦条約が結ばれ参戦した側有利で終結する。「終わったな」「長旅が待っておりますぞ」
「さあ、みなのもの皇国へ凱旋するぞ。」
その会場を後にする一団。
招聘元、賀州の
凱旋シーン。
引き上げる一陣。
さあ皆のもの帰るぞ。
少年の方を支える姫。
設定
登場人物
- 主人公
- 上から3番めの子供。
- 冷徹な性格。
- 常に体を鍛えている。特に実戦での剣術を研いている。
- それゆえ、友人は少ない。箱入り娘で学問が好きだったが父によってしごかれて武術を身に着ける。
- 腹違いの兄が二人いたが先の大戦で戦死したため現在一家の大黒柱となる。
- 少々荷が重そうだが何とかこなしている。
- 父からは少年の由来を聞き、あまり信用するなと言われており、それゆえ冷たく扱っている。
- その点よくナビに注意される。
- 正直、いつかは寝首を掻きにくると、戦場に出るまで本気で思っていた。
- 主人公の父
- 元パイロット
- 人型と意志疎通をする体質ではなく、また虫を受け付けない体質のため、乗りつづけるには仲介役が必要。それが依代。
- 子供の代にはその能力も受け継ぐよう、虫使いの女と結婚したが、子供にはその形質は引き継がれなかった。
- 性格は冷徹であるが仁義に篤い。
- 現在、車いすでの生活を行っている。
- オペレータ
- 小方師。先代よりも年上。人型での状況監視、通信、リソースの管理を行っている。
- しかたのない場合などで戦災孤児を養子にしている。
- 少年もその一人。
- 彼の一族がこの人型の整備兵を行っている。
- 依代
- 体内に特殊な寄生虫を飼い、その力で人型と騎士との間を取り持つ。
- 中枢神経のやくわりをしており一般に感情起伏が少ない。
- ただ、人型が受けた損傷による痛みなどは引き受けなければならない。
- 先代は前回の戦で陣に帰投したところで絶命した。したがって姫に仕えるのは新米の少年。
- 姫は虫の卵を飲み込むが、体質があわず死にかけた。
- 依代と操縦者はほぼ同じ動きができねなくてはいけない。したがって訓練もシンクロ出来た状態でおこなう必要がある。
- 感情の起伏が少ないため平時でも笑顔に見えるように整形を施していた。
- 少年
- 現在の専属依代
- わからぬまま両親を失い、ナビに引きとられる。
- 先代の依代が戦傷のあまり意識不明で横たわっている傍らについたとき蟲に寄生される。
- 現在は15歳、姫の付き人の役目もしている。
- 性格はおとなしく、姫にしごかれている。さめた目をしている。
- また、生活がこの家によって持っており、自分の役目が重要であることも自覚している。
- そして冷たく扱われる理由も。
- 少年自体は先代の戦で不時着したさきで下敷になった家族の生き残り。先代を親の仇とみている。
- 先代の依代に住む虫が乗り移ったのが少年。体質が一致したのか整合性がとれている。
- 正直、戦災にあったというのでそんなに主家を恨んでいるわけではない。
- それと苦しむ姫を見ているので、こっそり姫を慕っている。
- 蟲に取り付かれてからは感情の起伏が少なくなった。
- 母上
- 姫の母親。先代の二番目の妻
- 蟲使いの一族の出で、実際体に蟲を飼いならしていた。
- 先代とは先代の依代のつてで知り合う。
- 美貌を誇るが力への欲求が強く、依代の代わりをしようと同種の蟲を移植するが逆に食われてしまう。
- 姿はそのままだが意識をのっとられある日家を出て行方不明となる。
- 姫はそのときの様子を間近で目撃してしまっている。その気の表情は人間ではなかったという。
- この母の出自は明らかになっており一部では姫も蟲使いであると言われている。
- これがその手の話がこない一因ともなっている。
- 付き人
- 少年とは別に少女がついている。
- 戦場には着いていかない。よって戦場での女は姫一人
- 何気に下男と付き合っているようだ。
外の人
- 裏切り者
- 前代の右腕
- 先代よろしく人型をくれてやるとの声に、帝側についた先代を裏切り幕府側に寝返った
- そのため、先代は国を失うことになった。
- 実力主義を信望している。よって彼にとっての主君は仕えるだけの価値を持たなくてはいけない。
- 先代の人型を欲している。が、蟲使いではない。
- アイピー族
- 人間。
- 異界の世界よりこの世界に近年流れ込んでいる集団。
- 妙な術を知っており、技術的に格段に上の知識を有する。
- この世界を研究するために有力者に取り入っている場合が多い。
- 紅気への耐性がほとんどないためよくマスクをかぶっている。
人型
決戦兵器。六つまたという生物を加工して建造される20メートル級の巨人。
印鉄と呼ばれる印術を刻んだ特殊な鉄で骨格を再構成し、
六本足の蜥蜴様の生き物から人型に変形させる。
工期は2年ほどかかるためおいそれと作れるものではない。
作った後も再生力が六つ足に戻る方向でかかってくるので常に微調整が要求され、コストはかさむ。
また、六つ足はその血が毒性を帯びているため耐性のある小方師か、そういった人間でなければ
職人として携わることができない。
通常武者の姿をしている。理由は操縦する主体が人間であるためで
特殊なものはこの限りではない。
主に剣や槍をもってたたかう。
兵糧を大量に消耗する。したがって普段は整備工場で寝ている。
意識はないのが一般的だが、霊験により長年生きたものには霊が宿る。
問題はこの霊との相性が重要となる。たまに合わず大掛かりな除霊を行い、最悪人型自体を命を落とす場合がある。
霊がつくと飛躍的に相性の一致不一致が出るが、代わりに絶大な統一感が得られるという。
称号は柳雅
本家の所有するものは建造して200年を越える。
その霊験と戦歴による身のこなしは他をよせつけない。
他に12騎存在したが4騎を残して戦乱で失われている。
2007年04月27日(金) 02:31:51 Modified by ryunosinfx