ジョゼフ=簒奪者?の理由
ガリア王ジョゼフが簒奪者と呼ばれる理由
タバサの怨敵ジョゼフが何故簒奪者と呼ばれるのか?
原作見れば明らかなことだけど、では何故ジョゼフはそれを否定しないのか?
以下、其の考察。
(『設定・考察スレ8_15〜』より抜粋)
Q.話を変えてしまうが、ジョゼフが何で簒奪者になるんだ?
長男だし、先代の指名もある
これ以上ないほど正当だと思うんだ。
まずは原作の要点を上げると、
- 周囲からそう思われるだけの要素がテンコ盛り
- 魔法至上主義の世界で、片や国始まって以来の魔法の天才、片やコモンスペルすら使えない落ち零れ
- 能力面でも片や誰からも慕われる人格者で有能な実務家、片や人を寄せ付けず一人遊びに耽る気違い
- 王妃でさえもシャルルこそが王に相応しいと公言していた
- 先王から二人が呼び出され、片や心底嬉しそうな笑顔で、片や憤怒の相(あるいは無表情)で出てきた
で、
- ジョゼフは魔法を仕えない → 王族・貴族として恥さらしのため、後継者に指名される可能性は低いと予想
- シャルルを暗殺したという容疑 → 先代の指名を正確に知っているのは読者のみ
- シャルルの死因 → 毒矢で死んだ≒貴族でない&殺す動機やアリバイなし≒ジョゼフがシャルル殺した、という推測が簡単に導かれる
- シャルル派が、真の有能な王を消した、という風に解釈 → 人は自分の見たいものを見ようとするからな(暗殺の理由の後付けにでもされた?)
更に、
- この指名を屈辱と考えているジョゼフが自分から言い触らすとも思えない
- シャルルも父が生きているうちに亡くなった後のことを話すのは不遜だと思ったのか身内にすら口外しなかった?
- 第二継承者の自分が王になるために先王が指名したシャルルを暗殺したと疑われるのも当然と言えば当然
- その後忘れ形見であるシャルロットの王位継承権を剥奪し、シャルル派の人間を粛清した事実もこれを補強する
という状況証拠が山ほど積みあがる訳で。
A.周りからはどうしてもそう見えてしまうんじゃないか、と考察。
また、
『やっちまったことはしょうがないが、むしろこの状況を利用して邪魔なシャルル派を潰そうと考えたのかも。
シャルルが生きていても、シャルル派は(先行投資が無駄になるため)ジョゼフ王に難癖つけようとするし、
シャルルが死ねば、王位簒奪だとか難癖つけて傀儡の王を立ててしまえばいいとか考えそうだし。
どっちにしてもウゼェ奴らでしかねぇし、まぁいいか。なんて思ったのかも』
『ジョゼフ本人ですら自分が指名された時に「俺を指名するなんてありえNeeee!!名前間違えるほど耄碌したのか!?」
って心の中でツッコミ入れてたくらいだしなぁ』
『シャルル暗殺 → ゴルゴ…じゃなくてジョセフの仕業か!? → きっと指名されたのがシャルル殿下だからだ!という感じで。
あとシャルルがニコニコしていたから「ああ、やはりこの方が指名されたんだな」とか思ったのかもしんない。
確証バイアス…というのとはちょと違うかな。
いずれみんながシャルルに期待していたから、どうしてもジョセフに不利になる風にしか考えられなかったのかもだ。』
『俺も先王としては本気でジョゼフを後継者にするつもりだったと思う。
トップは非情な決断も下せないといけないから、根っから善人で情に流される可能性のあるシャルルには無理ってことで
貴族に恐れられる厳格な王と民に慕われる補佐、しかも補佐に野心がないなら御家騒動の心配もない
しかも二人とも有能でお互いを認めているんだから、国の舵取りを任せるにはこれ以上ない布陣だろ?』
『今でも政治スキル凄いだろジョゼフ
全部陰謀にまわしてるだけでそれでも内政が今までそれほど破綻してなくて
ちゃんと機能してる辺り化け物だと思う
14巻の老騎士のような人物は分ってんだろうなその恐ろしさが
先王にしてみりゃ魔法は使えないけどそれ以外は有能で
王には必要な冷酷な判断もできそうな兄をえらんで
弟はその補佐にまわせりゃ安泰だと思ってたんだろうなあ』
『シャルルさんが生きてるなら話は別だろうが
死んでるなら、先代を脅すなり媚びうるなりして王になった無能王が
真の有能な王を消した、という風にシャルル派には映るんでないの。確証がなくても。』
なんて推測も補強にできる。
原作で何ともいってないし、本当の理由は藪の中、と。
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2008年12月19日(金) 12:32:24 Modified by ID:eN8llsFR+Q