タグ検索で小説119件見つかりました。

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15さゆみん 581-582

―これはまだ絵里やジュンジュン、そしてリンリンがまだいた頃のできごと。。。 今日はリンリンがわたしのお家にお泊まりに来てる。 二人っきりで過ごす夜… …イチャイチャしたいなぁ 「ねぇリンリン」 「何デスか?道重さん」 「さて、いきなりですがクイズです」 「さゆのやわらかいところ、どーこだっ?」 「HAHAHA!クイズですか タノシソウ!」 「ん〜。。。ほっぺデスか?」 「触って答えるの」 リンリンはわたしのほっぺをツンツンしてきた。ハズレだけどね。 ちょっとニヤニヤしちゃってたかも。 「ざー…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b5%a4... - 2011年10月02日更新

15さゆみん 178-181

『瓜ン子姫とさゆのじゃく』 むかしむかし、あるところに愛ちゃんとガキさんがいました。 愛ちゃんはヨガ教室に、ガキさんは川へ洗濯に行きました。 ガキさんが川で洗濯をしていると、リンリンリリンリンリンリリンリン♪と、絶好調で歌いながら大きな瓜が流れてきました。 「いやいやいや、だから無理でしょこれはー。拾えないって」 慎重派のガキさんは、今回も余裕でスルーしました。でも、絶好調の瓜は、持ち前の根性で無理やりガキさんのもとに流れ着きました。 「うっそマジでー!?」 ガキさんは得意のオーバーリアクション…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b5%a4... - 2011年09月18日更新

15さゆみん 165-167

『マッチ売リンリンの少女』 ひどく寒い日でした。雪も降っており、すっかり暗くなり、もう夜 ―― 今年さいごの夜でした。 何で大みそか設定の話を今書くんだなどというツッコミをしているヒマはありません。何故なら短い話ですので。 ほら、早くも一人のみすぼらしい格好をした少女が街なかを歩いています。 少女は「マッチ売リンリンデース!HAHAHA!」と元気いっぱいの笑顔で一日中マッチを売り歩いていましたが、誰も買ってくれませんでした。 多分、「マッチ売リンリン」が寒すぎたのだと思いますが、本人はまったく気…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b5%a4... - 2011年09月18日更新

14.1さゆみん 737

コンサートの後は昂った気持と弾む息、火照った身体‥‥ いつもより抑えが効きにくい自分を懸命に抑えなければならない 去年はあの娘がそばにいたから、同じように昂ったあの娘がいたから なにも抑える必要は無かったのに そんなことを考えながら控室で衣装を脱いでシャツ1枚になる。 少し躊躇ってシャツの中でブラを外して裾から引っ張り出してしまうとエアコンの冷たい風が心地良い。 そんなささやかな幸せに浸っていたら背中にピリピリ感じた。 大きなミラーの中を覗くと後輩の一人がこっちを見つめていた。 ちょっと悪戯心が沸いてきて…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b4%a1... - 2011年08月22日更新

14.1さゆみん 694

PCを立ち上げる。 微かなドライブ音が響いたあと、画面にWindowsのロゴが表示されいつものデスクトップが現れた。 メーラーを開いてメールチェックをすると彼女からのメールが2通届いていた。 携帯を使わずにPCで、その理由は添付ファイルだ。 もう一通のメールに書き込まれていたパスワードをコピペして解凍すると3枚の画像ファイルが現れた。 開いてみたら思った通り、あられもなく乱れた彼女の姿。 うっすらと汗をかき背中を反らした絶頂の瞬間の画像に 自分の中の女が息づき始めるのをハッキリと自覚する。 ドアのロックを…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b4%a1... - 2011年08月22日更新

14.1さゆみん 362-364

今夜も月が綺麗だ。きっと彼女も見ているだろう、この月。 あーでも、もしかしたらまだ仕事で忙しくてそんな暇もないかもしれない。 母国へ帰ってきてから、いつも夜になると月を見上げてしまうようになった。 それはきっと、日本にいる、彼女が忘れられないから。想っているから。 日本では、月の模様はうさぎさんなんだって。 初めて聞いたときはなんとなく、ふぅんって思っただけだったけど。 今はその影に愛しい彼女を重ねて、毎日見上げる。 見上げるたび、元気かなって、頑張ってるかなって、想いを馳せる。 雲で見えない日は少し不…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b4%a1... - 2011年07月15日更新

14.1さゆみん 70-73

コンサートが終わった晩。打ち上げは別の日にすることになったので、一人で余韻に浸りながら帰途につく。 今回のツアーは本当にいろいろあった。9期はいっぱい注意されてたし、メンバーは次々怪我したり体調崩すし。 震災の影響で公演前に募金をすることになったのだが、正直、9期にとってはかなりきつかったと思う。 それでも、無事終えることが出来て良かった。 なんだか、9期だけでなく自分自身も成長したんじゃないかという手応えもあったりする。 三人が卒業したときはこれから先どうなるんだと思ったが、全く、不安になる必要はな…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b4%a1... - 2011年07月02日更新

14.1さゆみん 61-64

モーニング娘。に入って初めてのツアーの最終日。 そこに、ある人がやってきた。 8期メンバーのリンリンさん。 中国から日本に来てるとのことで今日はやってきたらしい。 リンリンさんが入ってくると先輩たちはみんなすっごく嬉しそうに駆け寄ってく。 「アッヒャー!!リンリン久しぶりやよー!!!」 「なんかちょっと大人になったんじゃないのー?」 「相変わらずちっちゃいけんねー」 「そのメガネあんま似合ってへんで」 みんな本当に嬉しそう。 一方私たち9期はと言うとそれをちょっと離れたところから眺めてる。 モーニ…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b4%a1... - 2011年07月02日更新

14.1さゆみん 43-46

久しぶりに訪れた日本の景色は、あの頃と何も変わってなかった。 久しぶりといってもたった半年だし、当たり前かもしれない。でも、その半年は私にとっては果てしなく長く感じられた。 ひとつ息をつき、空を見上げた。故郷よりも澄んだ青空が、そこにはあった。 楽屋の前に立つ。扉を隔てていても、話し声が聞こえてくる。 楽しそうに笑う声。あの頃、私はこの中に確かにいた。 それが何故か、現実味を帯びず、あの頃の日々が、まるで夢だったみたいに思えた。 慣れない日本語、家族のいない部屋。 連日のダンスレッスン。コンサート…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b4%a1... - 2011年06月27日更新

14.1さゆみん 29-32(新狼より転載)

「里保はいいなあ。道重さんに可愛がられてて」 「え?」 いきなり何を言い出すんだこの戦隊おたくは。 書き物をしている手を止めて、私は衣梨奈ちゃんのほうを見た。 衣梨奈ちゃんはペンを持ったまま、ぼーっと遠い目をしている。 …手、動かしなよ。まだ私の半分も終わってないし。 「えりはどっちかっていうと“可愛がられる”より“可愛がり”やん?そういうんじゃなくて、もっと里保みたいに普通に可愛がってもらいたいっちゃん」 なら、道重さんに直接そう伝えればいいのに。 私がそう言うと、衣梨奈ちゃんはわかってないなあ…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b4%a1... - 2011年06月26日更新

13.2さゆみん 263-265

空港に着いて、一つ息をした。故郷とは違う、懐かしい香りがする。 足を踏み出す度に、鼓動が穏やかに勢いを速める。久々の再会への期待に。 「リンリン!」 楽屋の扉を開くと、メンバーはみんな驚いた表情で私を見た。それもそのはず、愛ちゃんにさえも、伝えずに帰ってきたのだから。 新しいマネージャーと目を合わせて、はにかんだ。この人との、秘密の計画。 その名も、『モーニング娘。をびっくりさせよう作戦!』。 ありきたりすぎる?シンプルイズベストですよハハ。 メンバーが次々と駆け寄ってきた。写真でしか見たことの無か…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b3%a1... - 2011年04月11日更新

13.1さゆみん 209

また会えるよ、とか、卒業しても仲間だよなんて言ってても、結局はそんなの、 自分に言い聞かせる呪文みたいなもので、本当はそんなこと、心からは思ってない。 モーニング娘。という君との繋がりがなくなってしまうのが何よりも怖かった。 毎日仕事で顔を合わせて、たくさんの時間を一緒に過ごして、仲間って呼び合って。 そんな繋がりを無くしてしまった今は、後悔ばかりを繰り返してしまう。 好きだって一言、言えば良かった。 あのとき空港まで見送りに行かなかったのは、私が弱虫だからだ。寂しかったかな。 少しは寂しがってく…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b3%a1... - 2011年04月08日更新

12.2さゆみん 639-644

道重さゆみ、携帯片手に時計前でスタンバイなう。 3月10日、午後11時59分57秒。 3、2、1、よしっ。 11日の0時ぴったりに大好きなあの子に電話するの。 こーゆーことさゆみがするの、意外? これでも一応さゆみA型なんで。なんてね。 0 RRR RRR RRR...プッ 「ハイハイ、、道重サン!」 「もしも-し!リンリン?」 「ハイ、どうしましたデスカ?」 「えっ?」 ――いやいやいや、どうしたも何も、自分の誕生日でしょうが。 せっかく愛しい恋人からのバースデーコールなのに、なんかなぁ… なん…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b2%a1... - 2011年03月11日更新

11さゆみん 399-406(新狼より転載)

着替えよし。 明日の荷物よし。 メイクセットよし。 歯ブラシと……パジャマも、使わないかもしれないけどンフフ一応よし。 そしてアリバイ工作用のブログもよし。 ファンのみんなごめんなさい。今日だけさゆみは悪い子になります。 でも、相手はみんなも大好きなあの子だから許してくれるよね。 秘密のお泊まりくらいしたっていいよね。 タクシーに揺られてあの子の家を目指す。 予定より早く仕事が終わったから、約束の時間よりも早く家に着きそう。 結局「仕事終わったよ」メールはしなかったから、このままおうち行ったらビ…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b1%a4... - 2011年03月11日更新

11さゆみん 14-17

「みんながんばってマスかー」 スタジオに響く大きな声にリハ中のみんなが振り返る。 そこには卒業以来久しぶりに姿を見た愛しい人が。 明るくていつも笑顔のその人の周りにすぐにみんな集まっていく。 少し遅れてさゆみもその人の元に近づいた。 さゆみの顔を見つけた途端に誰よりも素敵なとびっきりの笑顔を向けてくる。 これ、ちょっとうぬぼれ入ってるかな?でも自慢しちゃってもいいよね。 けど、そんなかわいい笑顔がすぐに曇る。 「道重サン・・・ちょっと痩せました?」 心配そうに尋ねてくる。普通「痩せた?」なんて…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b1%a4... - 2011年03月11日更新

10さゆみん 283-286

モーニング娘。のみんなで打ち上げをした。真夜中になっても大はしゃぎ。 別れまでの時間を惜しむように、めいっぱい楽しんだ。 楽しそうにはしゃぐリンリンを横目に、チューハイを一口飲んだ。 可愛いんだけど、なんかむかつく。 ピュアすぎて、さゆみなんかを腹白なんて信じちゃってて。 あの子といると、自分のもやもやした黒い部分がはっきりと形を持つみたいで、いやだ。 もっと、汚れればいいのに。 ソファから手を伸ばし、リンリンの腕を掴んだ。 愛ちゃんたちは、気づいてない。そのまま腕を引く。 「…リンリン、コンビ…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b0%a4... - 2011年03月11日更新

10さゆみん 84-87

道重さんのお家には何度か来たことはあるけれど、今日は今まで一番緊張している。 きっと、多分、今日。そうなるような気がするから。 だからだろうか。口から勝手に言葉がポンポン飛び出す。 他愛も無い話だけれど、道重さんは優しく聞いてくれる。 全て見透かされているのかな。なんて、ちょっぴり思った。 ふと会話が途切れた。私がテレビのほうへ目をやると、道重さんも同じようにそっちへ視線を移した。 バラエティ番組が好きな道重さんは、ケラケラ笑いながら、「この人すごくいい人なんだよ」「でもこの人はサイテー」なんて言う…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b1%a3%b0%a4... - 2011年03月11日更新

9さゆみん 898-899

昔々、オオクリンヌシノ命というバッチリな神様が、大きな袋を肩に下げ、「yoyoyo〜Chinese girl〜♪」と歌いながら歩いていたときのことです。 ノリノリで踊りながら歩くうち、うさ耳をつけた一人の女の人がうさぎのように白い肌をさらし、シクシクと泣いているのに出会いました。 「おー、どうしたデスカ?」 ビックリンリンしたオオクリンヌシノ命は、思わず声をかけました。 すると、うさぎのような女の人は、真っ裸のままオオクリンヌシノ命に抱きつき、「聞いてなの!聞いてなの!」とまくし立て始めました。 …

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b9%a4%b5%a4... - 2011年03月09日更新

9さゆみん 530-532

「はあ…」 季節はすっかり冬になり、思わず吐いた溜め息も白い。 ねえ道重さん、、あと1ヶ月もないですね 今更足掻いたってこの現状は変わらないから お互い暗黙の了解でこの話には一切触れていない 気付いたときには道重さんに惹かれていました 憧れなのかこれが恋というのか分からずに ただいとおしく感じていました もっと自分を見てほしくてわざと気を引いてみたり 悪戯心で少し悲しませたり 時には真っ正面からぶつかったときもありました 道重さん、リンリンは寂しいです 離れたくなんかないです きっと離れたらも…

https://seesaawiki.jp/w/sayu_lin/d/%a3%b9%a4%b5%a4... - 2011年03月09日更新

9さゆみん 520-524

[[←9さゆみん 357-362>9さゆみん 357-362 (新狼より転載)]] 道重さんにキスしてしまった。 …唇にでは、ないけれど。 なんだか、自分が自分じゃないみたい、って思った。 ------- 「リンリーン。リンリンちゃーん」 「……何?」 ジュンジュンが母国語で話しかけてくるとき、大抵いいことがない。 だから最近はなるべく、二人きりにならないようにしてたんだけど。 新潟から東京へ戻る移動の最中、ガッチリつかまってしまった。 「しちゃったの?ついに道重さんにチューしちゃっ…

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