Data Input Methodsの設定

＜テンプレートの作成　 Data Queriesの設定＞

ここではデータ取得の部分、Data Input Methodsの作成をします。
CactiのCosole画面を表示させます。
左メニューにあるCollection MethodsのData Input Methodsをクリックします。

基本設定

新規作成するので、Addをクリックします。

DataInputMethodsの基本設定をします。
このテンプレートの名称、スクリプトの型、スクリプトのパスを設定します。
NameはDataInputMethodsを選択したときに一覧表示に表示される名称になります。他と混同しないように取得情報名や取得方法などを書いておいた方が良いです。この例ではWMIによるprocess情報という意味で記述しています。
Input Typeはデータの取得方法です。今回は外部のスクリプトを使ってデータを取得するので、「Script/Command」を選択します。
Input Stringは

c:/windows/system32/cscript.exe //b <path_cacti>/scripts/WMI/processor.vbs <server> <id> <passwd>

と入力します。
<path_cacti>にはCactiをインストールしたパスが入ります(今回の例で行くとc:/cactiになります)。
<server>、<id>、<passwd>はスクリプトに渡す引数です。<>で囲んで並記します。中の文字列は任意です。
設定が終わったら「create」をクリックします。

Input Fields

次にスクリプトに渡す引数の部分の設定をします。
Input FieldsのAddボタンをクリックします。

Fieldの欄には先ほど<>囲みで記述したものがプルダウンメニューとして選択できます(今回の例ではserver、id、passwdがあります)。
まずはデータ取得するサーバー名を記述するserverについて設定をします。
Fieldは「server」を選択します。
Friendly Nameはこの項目の説明ですので、わかりやすいように自由に記述します。日本語もOKみたいです。
Regular Expression Matchは入力できる文字を制限したいときなどに使用しますが、ここでは使用しません。
Allow Empty Inputはこの引数が空でもいいかどうかの設定ですが、今回は必ず必要なのでチェックしません。
Special Type Codeは後で記述するHost Templateで入力した項目をデフォルト値として設定できるようですがこれも使用しません。
設定が終わったらsaveをクリックします。

Input Fieldsにserverの項目が追加されました。

残りのid、passwdについても同様の設定を行います。
すべて設定が終わると以下のような画面になります。

Output Fields

今度はスクリプトが出力するデータの設定をします。
Output FieldsのAddボタンをクリックします。

今回のスクリプトはcpu0、cpu1という項目でそれぞれのCPU負荷率を出力します。
Fieldには出力される項目名と同じ文字列を指定します(今回の例で行くとcpu0になります)。
Friendly NameはInput Fieldsと同じくこの項目の説明ですので、わかりやすいように自由に記述します。日本語もOKみたいです。
Update RRD Fileはこの項目のデータを保存するかどうかの設定ですので、当然チェックを入れます。
設定が終わったらcreateをクリックします。