葩餅

葩餅(はなびらもち)


この京菓子は、宮中で飾られた鏡餅や汁の無い「包み雑煮」と呼ばれるものを
粽司川端道喜(かわばたどうき)の手により、白の求肥を丸く伸ばし、紅色の菱餅、
味噌餡、ふくさ牛蒡をおいて、二つに折ったものを「葩餅」として作り上げられた。

よって「包み雑煮」が御菓子として発展したものといえる。
その為に、牛蒡が入り、味噌餡が入っている。

この京菓子は、茶道の裏千家の初釜式の御菓子として用いられる事でも有名。
使い始められるようになったのは、明治時代に入ってからで、裏千家・家元
十一世玄々斎が、初釜の際に用いられるのを許可されて以来、現在でも、
受け継がれている。
2006年01月26日(木) 22:08:05 Modified by st_kyoto




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