従来の血漿交換療法(plasmapheresis)では、分離した血漿を廃棄し他の物質で補充していたが、吸着剤を使用することで、特定の原因物質のみを、血液を体外循環する過程で除去する治療が可能となった。
スティッフパーソン症候群では、「イムソーバTR」を使用した実績がある。よりよいものがあれば、詳しい情報求む!
【引用】
吸着療法は様々な吸着剤に全血を潅流する直接血液潅流法(Direct hemoperfusion: DHP)と分離血漿を潅流する血漿潅流法(Plasma perfusion: PP)に大別され、それぞれの成分中に含まれる病因(関連)物質を吸着除去します。(中略)。また一般に吸着療法ではカラムにより病因(関連)物質に対する吸着能に差があるため、一定の処理量を規定することは困難であり、病態に応じた対応が必要となります。
【引用元サイト】
アフェレシスの方法は?(吸着療法のシステム、吸着剤の種類、販売元について詳しく載っています)
【参考サイト】
アフェレシス(apheresis)とは?
アフェレシスが適応となる疾患
【参考文献】
参考サイト内の、参考文献:新版「アフェレシスマニュアル」P.90 表2(蔵書のある図書館不明)
【吸着剤販売サイト】
カネカメディックス
旭化成メディカル
クラレメディカル
他、国内販売なしの吸着剤は多数あり。
【引用(スティッフマン症候群での免疫吸着療法の実例)】
抗GAD抗体陰性のスティッフマン症候群の一症例における二重濾過膜血漿交換法と免疫吸着療法。
患者の抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ(GAD)抗体が陰性ではあるが、
スティッフマン症候群の一症例のために実行された二重濾過膜血漿交換法と免疫吸着療法の影響を報告する。
患者は二重濾過膜血漿交換法を4回にわたって経験した。そして、それは著しい臨床状態の改善になった。
痛みを伴う筋けいれんは消え、筋硬化は最初の血漿交換法の後、一日のうちに減少した。
患者の改善は続いたが、彼の状態は血漿交換法のおよそ10ヵ月後に再び悪化した。
その後に、実行された免疫吸着療法は効果的であった。
【引用元サイト】
(pubmed):
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10851565
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http://www.medscape.com/medline/abstract/10851565?...