タマフルたまり場 - ザ・シネマハスラー
ザ・シネマハスラー(ざ・しねまはすらー)

概要

宇多丸による映画批評コーナー。番組内随一の人気コーナー。

批評する映画は、スタッフ会議で予め決められた6つの映画が、サイコロの1〜6の目に枠として割り振られ、
宇多丸がコーナーの最後(サイコロタイム)に自らサイコロを振って、ヤラセなしで次週のお題映画を決定する。
(週によっては同じ映画が、複数の枠に割り振られることもある。)

また、6枠のうち1枠(サイコロの目でいうと主に6)は「リスナー枠」と呼ばれ、
宇多丸に見て欲しい映画を毎週リスナーが番組宛にメールで投稿し、その内の一つが採用されこの枠に割り振られる。
「リスナー枠」としてメールが採用されたリスナーには、「映画代」として現金¥2,000が郵便振替で送付される。

また、番組宛に「シネマハスラーで取り扱っていただければ・・・」という内容のメールを送った事から、
「監督自薦枠」として三宅隆太監督の「呪怨 白い老女」が割り振られた事もあった。
ちなみに、この週のサイコロタイムでは、5枠が「リスナー枠」・6枠が「監督自薦枠」として割り振られ、
宇多丸がサイコロで6を出した事により、次週のお題が「呪怨 白い老女」に決定した。

サイコロで観る映画を決めるため、それがあまり観たくない映画であっても、
宇多丸は必ず映画館まで足を運び、次週のコーナーでお題映画を批評しなければならない。

また、どんな映画であっても、最後は何かしらを勧める「オススメです!」という言葉で締めくくられる。
宇多丸曰く「負の連鎖を断ち切る」為、「オススメしません!」という言葉で締めくくられた回もあった。)

放送時間変更に伴い、2013年3月にコーナー終了。

生鳴きとジングル

コーナー生鳴き
毎回基本的に同じ原稿だが週によっては少しアレンジされている場合あり。
風の吹くまま気の向くまま
何を観るかは賽の目次第
映画博徒の看板しょって
歩いてみせますキネマの天地
そう、奴の名はザ・シネマハスラー

コーナージングル
ザ・シネマハスラーというコーナータイトルにかけて
イントロではヒップホップの曲から"ハスラー"というワードが盛り込まれた部分を使用。
メイン・トラックはアメリカのラッパー、キャシディ(Cassidy)「I'm A Hustla」。
ただし、印象的な♪I'm A Hustla I'm A, I'm A Hustla〜 というコール部分は
アメリカのラッパー、ジェイZ(Jay-Z)の「Dirt Off Your Shoulder」からの声ネタ部分。

使用曲リスト*1
♪Mother F×××in Hustler = Snoop Doggy Dogg「Gz and hustlas」(アルバム『Doggystyle』収録)
♪Hustler = Ice-T「New Jack Hustler」(アルバム『O.G. Original Gangster』収録)
♪ハスラー = Zeebra「城南ハスラー」(アルバム『Based On A True Story』収録)
♪Hustler's Story = Notorious B.I.G. feat. Akon, Scarface & Big Gee「Hustler's Story」(アルバム『Duets: The Final Chapter』収録)
♪So I hustle = 50 Cent「Hustler's Ambition」(アルバム『O.S.T./Get Rich or Die Tryin'』収録)
♪The hustlas = Snoop Doggy Dogg「Gz and hustlas」(アルバム『Doggystyle』収録)
♪I'm a hustler baby = Jay-Z「I Just Wanna Love U (Give It 2 Me)」 (アルバム『The Dynasty: Roc La Familia 2000』収録)
♪I'm a hustla, I'm a I'm a hustla homie = Cassidy「I'm A Hustla」(アルバム『I'm A Hustla』収録)

シネマハスラー作品

単行本

TAMAFLE BOOKシリーズとして番組から初の単行本として『ザ・シネマハスラー』が書籍化。
2008年4月6日放送の第1回『カンフーくん』から2009年3月21日放送『SR サイタマノラッパー』まで
シネマハスラー初年度分51本の内2009年3月28日放送の『ドロップ』を除く残り50回分の放送を収録。

TAMAFLE BOOK 『ザ・シネマハスラー』(2010年単行本 白夜書房)

関連語

関連podcast

関連HP(外部リンク)

公式サイト シネマハスラーランキング、ハスリングの記録