フジバカマ

科目:キク科
漢字表記:藤袴
生薬名:佩蘭(はいらん)、蘭草(らんそう)
リンク:フジバカマ 

花期に地上部の全草を刈り取り、風通しの良い場所で陰干しにしたものは、蘭ラン草ソウと呼ばれます。蘭草の水性エキスには血糖降下作用、利尿作用があるとされ、利尿、解熱、通経薬として糖尿病、浮腫、月経不順に用いられます。また、神経痛、皮膚のかゆみなどに外用し、浴湯料などにも用いられます。
 刈り取ったものを半乾きの状態にすると、桜餅のような香りを生じます。これは、フジバカマに含まれているクマリン配糖体が加水分解され、オルトクマリンが生成されるからです。そのため中国では香袋や入浴時に湯に浮かべ、その香りを楽しんでいます。
引用:日本薬学会HP
8 - 9月の花が咲き始めるころに、つぼみを付けたまま地上部の茎葉を根際から刈り取って、長さ3 - 5センチメートル程度に粗く刻み、1 - 2日ほど日干して芳香が出たらば陰干しして仕上げたものが生薬となり、蘭草(らんそう)と呼んでいる。有毒物質のピロリジジンアルカロイドを含有している。
民間では、腎炎などでむくみがあるときの利尿剤として、蘭草1日量10グラムを約600 ccの水に半量になるまでとろ火で煮詰めた煎じ汁を、食間3回に分けて服用する用法は知られている。また、肩こり、疲労回復、冷え症などには、蘭草を布袋に入れて浴湯料として風呂の湯に入れる利用法が知られている。乾燥蘭草を刻んで袋に入れ、香袋としてこたつに吊す利用もされていた。








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【撮影記】
 
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