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起源については、神秘主義者や占術家によって、エジプト起源説(クール・ド・ジェブラン)
ユダヤ起源説、インド起源説などが唱えられてきたが、いずれも信憑性に乏しい。

歴史上辿れる限りでは、15世紀前半の北イタリアで製作されたのが始まりと思われる。
当時は、貴族や富豪の為に画家が描いた手描きの物が主流で、ゲーム用に使用されていたらしい。

この頃のタロットは、元来あった数札に、よりゲームを複雑化するための絵札を追加して行ったものと考えられ
まだ枚数や絵柄なども確定していなかった。現存する最古のタロットは、1484年の日付の入ったもので
「ヴィスコンティ・スフォルツァ版」と呼ばれる。この「ヴィスコンティ・スフォルツァ版」には
「悪魔」と「塔」の凶札2枚が欠けており、最初から無かったのか、紛失によって欠損したのか
凶意を排除する為に意図的に廃棄されたのかは、今でも研究家の間で意見が分かれる。

その後、16世紀頃から木版画の量産品が出回るようになり、徐々に庶民へ、全
ヨーロッパへと普及して行った。特にタロットゲームによるギャンブルは盛んで
風紀を乱すという理由から何度も禁止令が出ている。

18世紀頃には、ミラノ辺りでほぼ現在と同じ絵柄、枚数が確立。この当時の絵柄のタロットは、
当時一大生産地となったマルセイユにちなみ「マルセイユ版タロット」と呼ばれる。
この頃よりタロットを神秘的な物と見る風潮が高まり、ようやく占いに多用されるようになる。

クール・ド・ジェブランがエジプト起源説を唱えるなどし、それを受けてエッティラが新解釈の
「エッティラ版タロット」を創作し、「タロット=神秘的」というイメージを確立する。
しかしこのエジプト起源説は根拠のあるものではなく、当時、歴史的な箔付けのために
オカルト関係事の起源をエジプトに求めることが多かったことから、タロットもこれに倣って
神秘的な魔術用具として起源をエジプトに求めたものと思われる。

また、カード占いを生業とする者が多かった流浪の民がジプシー(エジプトからの流民)と呼ばれていたことも
エジプト起源説の一因となっている。しかし、現在ではジプシーはエジプトではなく
西アジアからの移民である説が有力である。また、ジプシーの占いは、元来は手相占いが主であり
カード占いが行われるようになるのは、それがひろまってからのことである。

また、「占いに使われるタロットの小アルカナに愚者(フール)の札を加えてトランプが発生した」
という説があるが、これは間違いである。タロットはもともとは遊戯用のカードで、
占いに転用されるようになったのは18世紀になってからのこと(詳細は後述)。

前述のように、近年では逆にタロットの方が、ゲームをより複雑で面白くするために
トランプに絵札を加えていったのではないか、とされており
トランプからタロットが派生したと考えられている。
ただし、この説の真偽についても信憑性は明確にされておらず、詳しい経緯はよくわかっていない。

タロットカードは、14世紀から15世紀にヨーロッパ中心で広がった。最古と言われるデッキはいくつかあり、印刷技術が乏しいため、画家が手書きで作成していた。

タロットカードの発生に関しては様々な説があり、はっきりとした証拠がない。研究者の間では、エジプト発生説が一番有力とされています。


インド起源説

昔からあるヒンズーカードをジプシーがヨーロッパに持ち込んだ、というもの。

アラブ起源説

イタリアのコペルツオの提唱。カード遊びの起源はアラブにあるというもの。

中国起源説

紀元前2世紀から紀元2世紀の間に発明された易のカードがヨーロッパに伝えられたというもの。

エジプト起源説

フランスのクール・ド・ジェブランが、18世紀中頃に「太古の世界」で提唱。
語源の「TARO」は、エジプト語の「TAR」(王)と「RO」(道)の組み合わせから来ているという。
またエジプトに繋がるトートの書「THOTH」が語源であるという説もある。

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