松下智氏の『中国茶 その種類と特性』に「磚茶の場合、団茶のように茶の葉から団茶の製品まで一貫して進めるのでなく、一次加工品として、原料になる緑茶、紅茶、あるいはプアール茶のような毛茶(日本の「荒茶」に相当する)をまず造り、これらの毛茶を原料として、二次加工品として造るのである。」とありました。
『緑茶の事典』で調べてみると、
磚茶(たんちゃ)は、
「緑茶、紅茶、黒茶などの粉茶、または比較的下級茶の細かく砕いたものを蒸圧し機械で成形する量産の固形茶である。」
団茶(だんちゃ)は、
「茶葉の膠質(にかわしつ)を利用して作るが、葉をよく蒸し木製の臼でよく搗(つ)き、型に入れて形を整え、押し物(落雁:らくがん)らように種々の形に干し固めるが、大量生産が可能なように機械で作る磚茶とは異なる。」
「磚茶=団茶」と考えていたのですが、誤りでした。
また団茶については、
「貢納茶としてもっぱら朝廷に献じられていたが、唐代のものは餅茶と呼ばれ、少し厚みを持った扁平のものが多い。団茶と呼ばれるようになるのは五代から宋の時代にかけてである。」ともありました。
ちなみに餅茶(へいちゃ)は、
「中国の緊圧茶(きんあつちゃ)の1種。緑茶や黒茶を蒸圧して丸い餅状に成形したもの。」
画像は金谷町お茶の郷振興協会発行『世界のお茶日本のお茶』15頁の「団茶(緊圧茶)のいろいろ」
written by sakataka
『緑茶の事典』で調べてみると、
磚茶(たんちゃ)は、
「緑茶、紅茶、黒茶などの粉茶、または比較的下級茶の細かく砕いたものを蒸圧し機械で成形する量産の固形茶である。」
団茶(だんちゃ)は、
「茶葉の膠質(にかわしつ)を利用して作るが、葉をよく蒸し木製の臼でよく搗(つ)き、型に入れて形を整え、押し物(落雁:らくがん)らように種々の形に干し固めるが、大量生産が可能なように機械で作る磚茶とは異なる。」
「磚茶=団茶」と考えていたのですが、誤りでした。
また団茶については、
「貢納茶としてもっぱら朝廷に献じられていたが、唐代のものは餅茶と呼ばれ、少し厚みを持った扁平のものが多い。団茶と呼ばれるようになるのは五代から宋の時代にかけてである。」ともありました。
ちなみに餅茶(へいちゃ)は、
「中国の緊圧茶(きんあつちゃ)の1種。緑茶や黒茶を蒸圧して丸い餅状に成形したもの。」
画像は金谷町お茶の郷振興協会発行『世界のお茶日本のお茶』15頁の「団茶(緊圧茶)のいろいろ」
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このページへのコメント
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