TN Lab.

Outlook で〔送受信〕ボタンをクリックすると、「この操作を行うために必要なアクセス権がありません」というエラーメッセージが出る場合があります。
実際に送受信の処理も行われません。
ただ、送信だけは可能で〔送信〕ボタンをクリックしても、エラーメッセージが出ず、送信処理が正常になされます。

原因として、Outlook の送受信時に使用される設定ファイル(.srs)が「読み取り専用」になっている可能性が考えられます。

この設定ファイルが保存されているフォルダのプロパティから「読み取り専用」を解除します。
この設定ファイル(.srs)に限定した対処を行わない理由は、この設定ファイルの名称が、使用するMAPIプロファイルによって名称が変わるため、特定作業に手数が掛かることと、
Outlook フォルダ自体が〔読み取り専用〕となっている可能性が高いと推測されるためです。

操作は、Outlookを閉じた状態で行います。

１．スタートボタンをクリックし、ファイル名を指定して実行をクリックします。
ファイル名を指定して実行ダイアログが表示されます。
※VIstaの場合は、キーボードの〔Windows〕キーを押しながら〔R〕キーを押すとファイル名を指定して実行が表示されます。


２．入力欄に次の行の文字を入力します。もしくは、この文字をコピーして、入力欄に貼り付けます。

%appdata%\Microsoft

それから、〔OK〕ボタンをクリックします。
Microsoftというフォルダが開きます。


４．その中にある Outlook というフォルダを右クリックして、〔プロパティ〕をクリックします。
〔Outlook のプロパティ〕ダイアログが表示されます。


５．〔全般〕タブにある〔読み取り専用〕のチェックボックスをクリックしてチェックをはずし〔OK〕をクリックします。


６．〔属性変更の確認〕ダイアログが表示されます。
「このフォルダ、およびサブフォルダとファイルに変更を適用する」が選ばれているのを確認し〔OK〕をクリックします。
※Vistaの場合は、少し文言が異なります。

ここで、エラーメッセージが表示される場合、Outlook フォルダまたは、その中のファイルに特殊なアクセス権が設定されている可能性があります。
〔Outlook のプロパティ〕ダイアログに〔セキュリティ〕というタブがあれば、そこを確認し原因となる設定を見つけ変更します。
込み入った内容となりますので、ここでは割愛します。よくわからない方は、他のサイトでの調査をご検討ください。


7.Outlookを起動し、送受信を試します。

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