揶揄ではなく

精神は肉体の前に頭を垂れる
私の精神が 幾度となく肉体の呻き声に屈するのであるから
大風に吹かれる葦の茎のようにしなやかでありたいと願う
たおやかなその足元の泥の中に、強靭な地下茎を作ることを望む
いずこにかある大木を憧れるも、自らの術を成すよりほかはないと思いとる

しこうして、とあるものは、探索にでかけ また別のものが、待つ
またある時には、待っていたものが 探索に出る
複雑に絡み合った多重螺旋を描くように
密やかに絡み合い、あるいは引きちぎり、よりそい、そして離別する

神の手があなたのこうべにあらんことを願う

Part.34
NO.95
作者 なまえはいらない


評価
211 名前: 名前はいらない [sage] 投稿日: 2005/11/06(日) 21:57:50 ID:nO8U2Odx
【中略】
>95 いいですね。硬質の文体で、詩が引き締まっています。
これ自体、普遍的なものを含みますが、更に世界を広げてください。B
2005年11月16日(水) 18:13:24 Modified by teruakiniiduki




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