披露宴(1)こんな物いらない!?

>>少し間が空き過ぎました。色々忙しくて誠に申し訳ございません。これから披露宴について説明したいと思います。考え方というのは無数にある訳で、それを全部説明するのは不可能ですから、普通?という言い方もおかしいので一般的に多く見られる進行の説明ともう一つは、あくまで自分達(新郎新婦)がホストにになって、今までお世話になった人にお礼の気持ちを伝えたい場にしたいと言う考え方の、2通りの進行のパターンで説明をして行きます。前者を一般的ウェディングP(パーティー)とし後者をおもてなしのウェディングPとあえて言い換えておきます。特に後者の方は、ここ10年位レストランウェディングに多く見られます。この考え方は、俗に言うジミ婚とは違いますので混同しないように。あくまで自分達の考えで行動し責任をとることです。当然招待状も二人の名前で招待し、ご両親やご親族の方々も他のゲストと同じように接する事になります。一般的披露宴の説明なり行動パターンを、あえて否定するような言い方になる場合もある事を予め了承して下さい。その批判も快く承ります。

スタンダードな進行の例

  1. 迎賓
  2. 入場
  3. 披露宴開宴の辞
  4. 新郎新婦の紹介
  5. 主賓挨拶(新郎側、新婦側各1名)
  6. ウェディングケーキ入刀
  7. 乾杯
  8. お色直し中座
  9. お色直し入場(キャンドルサービス、その他)
  10. スピーチ、余興
  11. 新婦からの手紙
  12. 花束贈呈
  13. 両家代表謝辞
  14. 送賓

一般的ウェディングPおもてなしウェディングP
1) 迎賓・・・ホテル結婚式場等では、披露宴会場入り口付近で新郎新婦や媒酌人(いる場合)ご両親が、ご来賓のお客様に挨拶し迎え入れる為に並ぶ事
>>迎賓ではあまり問題はありませんが、ほとんどの場合は、ホテル結婚式場側から案内され整列させられます。迎賓の形はどうされますか?と聞かれる場合もあります。新郎新婦が迎賓すればあまり問題はないです。但し招待状の差出人がご両親の名前で送っている場合は、ご両親と一緒に迎賓したほうがベストです。ここ10年位から媒酌人を立てる人が非常に少なくなっています。ホテル結婚式場でも半数位に減少しています。レストランウェディングでは更に少なくなっています。理由は様々ですが、会社関係の人で選ぶ場合は、こちらを立てればこちらが立たずと言う不都合が生じるみたいですね。知り合いに適当な人が居ないからと言う人も多いです。媒酌人といってもその会社を退職したら、ほとんどの人が疎遠になっていますね。現在の社会状況では媒酌人という存在が、あまり意味が無いように見えますね。見栄をはる人は、媒酌人を派遣している会社に依頼して、その日だけの一日媒酌人を依頼した人もいますね。残念!
1) 迎賓・・・この場合は、招待状の差出人が二人の名前になっているので、二人で迎え入れたほうがベストです。会場の入り口付近で適当な場所を選んで下さい。
>>私が受け持った人で、最初から(レストランの入り口で。受付の係りの人が来る前から)ゲストを迎え入れていました。化粧室の場所や控え室の案内等をお二人で、笑顔で、迎え入れていた例が数件ありましたよ。ゲストの方は驚いていましたが、評判はとても良かったですね。新郎新婦はセレモニーが始まるまでは、顔を見せてはいけないなんて言うのは、ナンセンスですね。すごく余談になりますが、私がホテルに勤めていた時に新郎新婦から『入場の時やお色直し中座の時に他の人に見られたくない。特に美容室内では他の花嫁さんと一緒になりたくないので、どうにかしてほしい』と言われた事があります。その気持ちは分かりますが、『それならホテルを貸し切るか他の所でやれよ』と言いたかったですね。ここでの大事なとこは、自分達がホストになって、大切なゲストを迎え入れる体制作りと笑顔とですね。思い出したのだけど、控え室に二人の幼少の頃から現在までの写真を飾り、それぞれにエピソード等を付け加えておくと早く到着した方も退屈しないよ。
2)入場・・・司会者の合図の言葉と同時に、音楽が流れドアが開かれスポットライトがお二人を包みます。ゆっくりとメインテーブル(高砂とも言う)に進む。人によっては、ドライアイスやシャボン玉等の演出で入場する人もいます。入場の代表的なパターンは、新郎新婦二人で、媒酌人と4人で入場する事が多いです。中には新婦の父と二人で入場し途中で新郎と父親が入れ代わるパターンもありますね。
>>はらはらドキドキの瞬間ですね。あっという間にメインテーブルに着いてしまいますので、なるべくゆっくり歩いて下さい。スポットライトを浴びているのであまり廻りが見えにくいと思います。新婦の足やドレスを踏まないように気をつけてね。歩く経路は担当のキャプテンなりヘッドウェイターが指示する場合が多いです。歩く経路に希望があれば、予め打ち合わせの段階で自分の考えを伝えておいた方がいいですよ。
2)入場・・・入場の仕方としては、一般的なWパーティーとあまり変わらないと思います。私の経験では新郎新婦が先にメインテーブルに着いていてその後ゲストを向かえ入れるという方法もありました。この形をとった新郎新婦はゲストの方々を、入り口より(来館時)出迎えて控え室や簡単な施設の案内をしていました。
>>これはこれで、二人の考え方とゲストに対する二人の配慮が見えて、大変良いと思いました。先導する係が居ない時は、歩くルートを予め二人で決めておく事。メインテーブルに着いたら一礼して着席をする。両方に言える事ですが、セレモニーの幕開けである入場シーンにハデさは禁物ですね。最初から飛ばすと後でシラケてしまう事が非常に多いですよ。ここはあくまでも控えめにさらにおごそかな雰囲気を保つように。
>>ここで言いたい。みなさん、入場の時に受付で頂いた席次表に疑問を持ちませんか?現在でも席次表は、90%以上皆さん作っています。これは手作りも含めてです。金額は¥300〜¥500の間が普通です、一組約65人の披露宴として¥350×65=¥22.750かかってしまいます。それだけの価値がありますか?約90%の人が捨ててしまいます。人によって捨てる次期は違いますが、早い人は披露宴会場に置いていきます。家に帰って捨てる人、暫くして押し入れの中を整理して捨てる人様々ですけど、殆どの人が捨ててしまいます。新郎新婦があれこれデザインを考え手作りで作った席次表でも、だいたい同じ運命です。捨てられる物に何故お金をかけるの?非常に勿体無い話です。私が思うに、お客様からお金を頂いて地図買わせて(印刷会社からは30%位リベート)、自分の席は自分で探しなさいよとはなんぞや?それがいいサービスなんですか?と言いたい。ホテルや式場のブライダル担当者にこの事を質問した事があるのですが、「席を探すのに時間がかかる」、「お客様が迷ってしまう」、「殆どの人がお作りになりますよ」と言う答えばかりでした。ホントにそれでいいの?サービスってそんなものですか?レストランに予約を取って行けば、入り口からウェーターが席迄案内し椅子を引いてくれます。このように出来ないのかな?私の経験では、30〜40人位の披露宴では新郎新婦が作った席次表をコピーし、それぞれのウェーターに渡して入り口でお名前と新郎側か新婦側かを聞いて席にエスコートしていました。何も問題はありませんでしたよ。人数が多い場合は、受付でテーブルの場所だけ書いた紙(松竹梅・・・鶴亀)を個々に持たせれば非常にスムーズです。そうすれば席札もいらなくなりますね。席札も¥150〜たくさんあります。これで席札を入れて合計¥32.500浮く事になりますね。浮いたお金で、電子レンジ位は買えるのかな?新婚旅行のホテルの部屋をグレードアップするのもいいかもね。こういう実の有る事にお金は使いましょう。一生懸命働いたお金で買った席次表や席札が捨てられる事に疑問をもちましょう。ホテル式場さんも、お祝だからなんでもかんでも売ればいいというのはやめましょうよ。(席次表に限らず)
4)新郎新婦の紹介・・・媒酌人がいる場合は、予め媒酌人に生年月日、家族の構成、学歴、職歴等を書面にて渡しておく。媒酌人は結婚が滞りなく済んだ事を報告し二人の現在までの経歴を紹介する。媒酌人がいない場合は、司会者より紹介する方法も最近は多いですね。
>>媒酌人に相応しい人が見当たらない時は、無理に頼まなくても良いでしょう。中には頼まれて張り切ってするひともいますが、断り切れなくて仕方なく引き受ける人も沢山居るよ。中には緊張し過ぎてメインテーブルで倒れた人も居ますから。私も3回程見ました。お目出たい席で担架で運ばれる姿は見たく有りませんよね。媒酌人の紹介の仕方はワンパターンで、誰もが『大変優秀な成績でご卒業され』『○○君はスポーツ万能です』とかお決まりのパターンですね。けなせとは言いませんが、しらじらしく思えてなりません。こんな言葉を聞いて本人や家族の人は嬉しいのかな?むず痒いよね。あまり衣を付け過ぎない様にしたいですね。近年媒酌人を立てる披露宴は13%位になっているそうですよ。随分少なくなりましたね。
4)新郎新婦の紹介・・・今迄の二人の生い立ちを司会者より紹介する、叉は自分達二人で新郎は新婦を、新婦は新郎を、お互いに紹介しあう。
>>お互いに紹介しあう形は凄く自然でいい感じですよ。二人で外出したまたま知人友人に出逢ったら、私の妻の○○ですと紹介するでしょ。そのながれで紹介するのもいい感じですよ。紹介の仕方のポイントは、いつ生まれ家族関係はどのようなのかと、今現在どんな仕事をしているかが分かれば良いのではないだろうか。学歴等はサラッと言い。後は特殊な仕事の場合は補足をし互いの長所などを、二人らしく表現した方が良いと思います。ここ10年位から媒酌人を立てない人が多くました。話を聞きますと、この媒酌人制度にはあまり意味がないみたいですね。職場の上司で選ぶ時にこちらを立ててるとあちらが立たずとか、そういうのがめんどうくさいみたいですね。今迄はみんながやっているからと言う理由で媒酌人を立てていたが、今の若い人はみんなが一緒にやっている事に、少しづつ疑問を持ちはじめてきたのでしょうね。
2006年06月21日(水) 13:09:02 Modified by tiebukuro




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