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尻の下に柔らかい感触を感じる。
そっとそれを撫であげれば、ふよふよと柔らかく弾力を返してきた。


現在、みくは椅子になっている。椅子というよりはベンチだろうか。
気をつけの姿勢を保ち、ふたつの椅子に頭と腰を預けただけの状態。いわゆるヒューマンブリッジである。
ぼんやりと宙をみつめるみくは、まさか自分が椅子にされているとは夢にも思っていないだろう。
時間から切り離されたみくは、俺の体重でさえも易々と受け止めている。
想像以上の座り心地に、なんだか嬉しくなった。


「いいの?大事なお友達が椅子にされてるよ?」

みくの感触を楽しみながら、俺はからかうようにもう一人の少女に視線を向ける。
先程まで俺を罵っていた少女は、友人の異常にも気付かずに明後日の方向を睨みつけている。

「相変わらず怖い顔」

丸見えのショーツをなぞりながら呟くが、当然ながら返事はない。
ふと思い付いて、俺は少女をこちらへと抱き寄せた。
立ち上がった姿勢のまま硬直している少女の体は、まるで板のように持ちづらくて仕方ない。どうにか空気椅子の姿勢に変え、彼女は俺の膝へと収まった。
二人分の重さにも、椅子のみくはびくともしない。


膝の上の少女の制服には、森谷加奈と書いたネームプレートが付いている。なかなか可愛い名前である。

「せっかくなんだからもっといい顔しなよ」

悪戯心から吊り上がった眉と目尻を押し下げれば、まるで困ったような表情へと変わる。俺を怒鳴り付けようと開かれた口も、こうなってしまえばポカンと呆けているようにしか見えない。
少し間が抜けているようにも見えるが、苛烈な表情よりは彼女の可愛らしさは引き立っている。
表情に満足すると、俺は加奈の制服を脱がしにかかる。ブラウスのボタンをぷつんと弾けば、下着に包まれた形のいい胸が顔を覗かせた。

「加奈ちゃんも結構大きいね」

みくとは微妙に違った感触を楽しみながら声をかけるが、相変わらず表情は困ったように眉を下げたままだ。
そのままショーツも取り払い、加奈を膝に乗せるとそのまま一思いに貫く。いわゆる対面座位だ。
前戯がないために若干入れづらいが、動かすにつれて徐々にほぐれてくる。腰の動きに合わせて、彼女の胸も踊るように弾む。
がくがくと揺れる加奈の、ぽっかりと開いた口に舌を潜り込ませ、欲望を放つと同時に舌を吸い上げる。
時を止められたまま、加奈も無意識のままに愛液を溢れさせた。

椅子になりきったまま友人の痴態を見上げるみくの顔も、俺と加奈の液で怪しく濡れた。


すっかり薄暗くなった部室で、俺は満足気に二体の人形を見つめる。

相変わらず仰向けのまま椅子になりきっているみくの右手に、備品のペンが握らされている。ペンの先は彼女の腹の上に跨がる加奈の秘所にくわえ込まれていた。
淫靡なポーズをそのままに、二人は時間から切り取られたように動かない。


この可愛い人形は、まだまだ俺を飽きさせない。人形遊びの続きを楽しむべく、俺は静かに立ち上がるのだった。

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