負け犬の母屋 - ヘタレ系救世主伝説
『ヘタレ系救世主伝説』序章(約4千字)
『ヘタレ系救世主伝説』第一章【起】(約3万6千字)
『ヘタレ系救世主伝説』第二章【承】(約1万7千字)
『ヘタレ系救世主伝説』間章(約5千字)
『ヘタレ系救世主伝説』第三章【転】(約4万4千字)
『ヘタレ系救世主伝説』第四章【結】(約3万8千字)
『ヘタレ系救世主伝説』終章(約2千5百字)

*執筆時期2008年頃〜
*最終推敲2012年08月15日

*あらすじ
 落ちこぼれ探求士の主人公アル=イクシルは齢三十にして左遷される。
 奴隷のチーシュイと共に、辺境の島国ティル=ナ=ノーグで働く羽目になったのだ。
 しかし、島では謎の美少女ボウディッカと出会って……波乱がありつつも辺境生活は意外と順調だった。
 だが、そこへ突如帝国軍五万が上陸してきた!?
 
*筆者独白
 某新人賞で一次選考落ちしたファンタジー長編小説。
 私にはよくある話だが、今回はかなり気合と計算が入り混じった一作だったので落胆もひとしお。
 色々と思うところがあるものの、それでも悪い見本として載せておく。

*人物紹介
 ・アル=イクシル・ディアウス(三十歳/男性)
  主人公。《白衣の賢者》と蔑称されるほどの落ちこぼれ探求士。辺境の島国ティル=ナ=ノーグに左遷される。
 ・チーシュイ(二十歳/男性)
  アル=イクシルの奴隷。眉目秀麗、剛毅朴訥、勇猛果敢。元は《夏の国》出身の敗戦奴隷。著名な奴隷剣闘士だったが、何故かアル=イクシルに買われた。
 ・アーチェン(三十歳/女性)
  アル=イクシルの幼馴染。知的で病弱で傲慢で気位が高く、アル=イクシルの人格形成に多大な影響を与えた。
  氏名は鵬翦。字を雛子。《黒衣の魔女》と畏怖される絶世の探求士。古い知り合いにはアーチェン(阿翦)と幼名で呼ばれる。
 ・ボウディッカ(十六歳/女性)
  ティル=ナ=ノーグで出会った謎の美少女。凶暴なる辺境の英。文武両道に秀で、巨乳。何故か露出の高い装いを好む。
 ・プラス(十四歳/男性)
  美少女に見えるほど中世的な美少年。ボウディッカの『弟』。『姉』と違い、常識人で学問一辺倒でそれ故にボウディッカにぞっこん。
 ・アーシル=ウマイヤ(十八歳/女性)
  帝国軍司令官。