THE HIMEPEDIA/かぐや姫事典 - あの唄が想い出せない
(作詞:忌野清志郎/作曲:武田清一/編曲:小山恭弘)

収録アルバム:はじめまして

アコースティックギター:石川鷹彦、南高節
ピアノ:小山恭弘
ドラム:田中清司
エレキベース:武部秀明

かぐや姫において、山田パンダが初めてリード・ボーカルを担当した曲。
こうせつのギターが、曲が終わるタイミングを間違えているように聞こえる。

元々この作品は、忌野清志郎が高校時代に組んだグループ“The Remainders of The Clover”のレパートリーで、当時のメンバー武田清一と書いた曲。『はじめまして』がリリースされた後、RCサクセション自身も同じ曲を4枚目のシングル「キミかわいいね」(1972年7月5日)のB面としてリリースした。RCサクセションのバージョンは、タイトルの表記が「あのが想い出せない」(CD『HARD FOLK SUCCESSION』収録時は「あの歌がい出せない」)に変更され、さらに2コーラス目の歌詞も異なる。
あの唄が想い出せない(かぐや姫 1972年4月)あの歌が思い出せない(RCサクセション 1972年7月)
君はいつも どうして/今日も生きてるの/わからないよ 僕は/信じたいのに君は何を 信じて/今日もそこに いるの/分らないよ ぼくは/信じたいけど

2006年のふるさとLIVE(福岡)で演奏された。

・かぐや姫がファーストアルバムを制作すると聞きつけた忌野清志郎が青い森の楽屋で「僕が作った歌を、ぜひ歌って頂きたい」と売り込んできたので、「おう、それならデモテープを持って来いよ」と言った。(山田パンダ)

・ストロベリー・クリームをやっていた頃に(かぐや姫の)山田パンダと知り合いになって、当時ストロベリー・クリームで僕が歌っているのを聴いた彼が「歌わせてくれないか?」と言ってきたんですよ。RCもライヴで歌っていたと、ケンちゃん(破廉ケンチ)も言っていた。(武田清一)

・インターネットで、キヨシが売り込みに行ったっていうひどいデマが出てるでしょ。まったくの嘘。キヨシがそんなことするわけないじゃない(笑)。そのときキヨシのところに行って、「歌いたいって言ってるけどどうする?」と訊いたら、「清ちゃんがいいならいいよ」みたいな感じで、彼らがカヴァーすることになったんですよ。(武田清一)

RCサクセション前身バンドのリーダー、武田清一率いる日暮しの2大名盤がリイシュー! 当時の記憶をプロデューサー星勝と語る | Mikiki https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/9386