THE HIMEPEDIA/かぐや姫事典 - ひとりきり
(作詞・作曲:南高節/編曲:小山恭弘)
オリジナル・バージョン:『
はじめまして
』(『
フォーエバー
』にも収録)
ライブ・バージョン:『
おんすてーじ
』
ギター:
石川鷹彦
ピアノ:
小山恭弘
ドラム:
田中清司
ベース:
武部秀明
チェロ:
名取晴甫
こうせつ自身の郷愁をテーマにした、美しくも切ないピアノバラード。歌詞の「竹中」は、こうせつの生まれ故郷。
新かぐや姫になった頃、一人東京に残っていた時です。故郷に帰りたい、懐かしいけど一人前になるまでは帰れない。そういう、故郷を懐かしむ気持ちと、公害問題を含めたものです。(南こうせつ)
こうせつのフィルターを通した洋楽センスを感じる。僕の中では、キャット・スティーブンス。(そこでこうせつが「雨にぬれた朝」を歌いだす)(伊勢正三)
かぐや姫が売れる前、「13時ショー」のテレビ生放送に出演し、「ひとりきり」を演奏したが、2コーラス目でこうせつの喉にゴミが入るというアクシデント発生。ゴミを取ろうと必死で咳払いするもむなしく、結局こうせつは、咳き込んだまま歌うことができずに演奏を終えた。それを見ていたゲストのピエロ・ファジョーニ(Piero Faggioni, イタリアの演出家)が、司会の黒柳徹子に「あれはプロの歌手か?」と問いかけたという。(2006/7/27「徹子の部屋」ゲスト:南こうせつ)その時、正やんは冷静に、リードボーカルがないのにコーラスを歌っていた。(ヒロシマ60)
NHKのあるテレビ番組で演奏した際、テロップで出たタイトルが「ひきとり」になっていた。
生放送の演奏中に目の前でADがコケて、笑いをこらえながら歌ったこともあった。
こうせつはこの曲を「ひとりっきり」と紹介する。
カバー
・本田路津子:『本田路津子 ニュー・ミュージックを歌う』(1973年4月21日 CBS・SONY SOLJ-59) 編曲は木田高介。