呟き尾形の自転

イルカ

　イルカは、現代においては、哺乳類として分類されていますが、昔は、海の生物であることから
、魚類として考えられていました。
　それでも、イルカは泳ぐスピード、頭の良さなどから、他の魚とはまったく別の生き物として、
食料としての魚類というよりも、海上での友として認識されてきました。
　また、神話においても、水夫、子供、神々を助ける動物として言い伝えられています。
　そのことから、イルカは危機に助けてくれる身近な人、特に、友人を象徴し、救済者だと解釈さ
れることが多いようです。

　また、イルカは海上での友人ということもあり、犬に非常に近い象徴をもつといわれています。
　そのことから、夢の中で出てくるイルカは、犬の意味合いと似たような意味合いを持つ事があり
ます。

　イルカは海の生物ですから、イルカが夢に出てくるということは、大抵海の夢であるということ
がいえます。
　ですから、海の状態によって、イルカの象徴するものが変わってきます。

　海が荒れている場合は、夢を見ている人が、精神的、ないし、物理的に困難な状況にあることを
象徴します。
　イルカは、その困難から、救ってくれる救済者を求めていることを象徴します。
　これは、海の状態は、自分でコントロール不可能なので、外部からの助けを求めているというこ
とです。
　逆に、穏やかな海であれば、友人や知人との出逢いや再会を象徴し、とくに、充実したコミュニ
ケーションに満足していることを象徴します。
　これが、複数のイルカが群れているのは、交友関係を広げたいという思いがあると解釈できます
。

　また、イルカは予告を意味し、幸運の象徴でもありますから、漠然と、なにか良い事が起こるだ
ろうという予感ないし、新しいアイディアが生まれそうという予感を意味します。

　自分がイルカになっている、乗っているということは、自分自身が救済者になる必要性を感じて
いるのかもしれません。

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