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【定義】

威厳のある容儀(威儀)がそのまま仏法であることを意味し、作法是宗旨と並んで日本曹洞宗では好んで用いられている。ところが、典拠は明らかではなく、道元禅師の教えだという言い方はされるが、道元禅師自身はこの語を用いておられない。編集者の管見では、明治期以降に良く用いられたものであると思われる(暫定的な典拠として雑誌『禅』明治42年10月1日号は「諡常済大師」記念号だが、森田悟由禅師の所感として「太祖の仏法は高祖の所謂「作法是宗旨・威儀即仏法」にして徹頭徹尾実践躬行なり」とされたのを見出している。後はここからどこまで遡れるかが今後の課題である)。

詳しい意義としては、正しい規律・清規に従った生活や修行の姿は、仏法を学ぶ前提となるところではあるが、その前提が丸ごと仏法そのものであるということである。

なお、厳密な意味では出典とはいえないが、類似した文脈は以下の数節に見られる。
方便是れ法明門、衆生の見る所の威儀に随って、教化を示現す、一切の諸仏法を成就するが故に。 『正法眼蔵』「一百八法明門」巻

これは、『仏本行集経』を始め、幾つかに載っている「一百八法明門」に見える一節である。「方便」に因んで威儀が教化を示すことを証し、その上で一切の諸仏法を成就するという。結果として、「威儀即仏法」に繋がる文脈といえる。また、以下の一節も紹介しておきたい。
今の叢林作法威儀等、此れ則ち真実の仏法の知なり。 『御遺言記録

これは、威儀がそのまま真実の仏法を知ることだという意味である。こちらもまた、「威儀即仏法」に繋がる文脈である。

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