【定義】
黄泉無著が記した、『永平小清規』を補完するための著作。全2巻、天保9年(1838)に例言が書かれている。
【内容】
この著作は、玄透禅師の『永平小清規』について、そこに書かれていない永平寺の年分行事や、開堂・入院・得度・津送や、掛搭状・遺書法などを補完している。天保9年に刊行された『永平小清規』の付録として合冊されている。現在であれば『曹洞宗全書』「清規」巻に見ることができる。
このように著者である黄泉無著は、自らの態度を、『春秋左氏伝』を愛し、更にその註釈を記した晋の将軍・杜預の「左伝癖」に準えているのである。
黄泉無著が記した、『永平小清規』を補完するための著作。全2巻、天保9年(1838)に例言が書かれている。
【内容】
この著作は、玄透禅師の『永平小清規』について、そこに書かれていない永平寺の年分行事や、開堂・入院・得度・津送や、掛搭状・遺書法などを補完している。天保9年に刊行された『永平小清規』の付録として合冊されている。現在であれば『曹洞宗全書』「清規」巻に見ることができる。
高祖の大規、なお春秋経の如し。空華の小規、左氏伝に似たり。蓋し祖訓を昭明して、後進を誘引するものなり。今この翼規、また杜癖を出す。こいねがわくは、叢林を小補せんことを。 「例言」
このように著者である黄泉無著は、自らの態度を、『春秋左氏伝』を愛し、更にその註釈を記した晋の将軍・杜預の「左伝癖」に準えているのである。
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