【定義】
禅林の
住持に仕える
五侍者の役割分担で、特に対外的な寺務・公務等を果たす侍者を「外侍者」という。対義語は「
内侍者」。具体的には、
焼香侍者・
書状侍者・
請客侍者となる。
五侍者は、禅規に外侍者と内侍者を分つ。焼香・書状・請客は外侍者なり。衣鉢・湯薬は内侍者なり。これを五侍者といふ。この他に聖僧侍者あり。 面山瑞方禅師『洞上僧堂清規考訂別録』巻6「諸職法考訂」項
以上のように、面山禅師は『禅規(
禅苑清規)』で、侍者の内外を分けるというが、典拠は巻4「堂頭侍者」項である。なお、同項では「五侍者」を明確に定めておらず、また「外侍者」の職掌も若干曖昧ではある。
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