【定義】
出家した者が再び俗家に還ること。僧が再び髪を伸ばして俗人となること。律の規定では、捨戒によって自由に還俗することが出来るが、再び出家することは許されなかった。しかし、その後の様々な仏教教団では、還俗と出家が自由に行われるようになった。
武宗ののち、書記つひに還俗して即位す。武宗の廃仏法を廃して、宣宗すなはち仏法を中興す。 『正法眼蔵』「行持(上)」巻
現在の
日本曹洞宗では、『
曹洞宗宗制』「曹洞宗僧侶教師分限規程」第40条・第41条にてこの還俗と再出家について、僧籍の観点から定義されている。同規程でも回数などの制限はない。
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