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【定義】

日本曹洞宗修行される現行の授戒会では、第6日目に当たり教授師が教授道場で読む懺悔十六条戒などの戒文を指す。
道元禅師が戒法を授けるときに、教授師となった懐弉禅師が示した『仏祖正伝菩薩戒教授戒文』のこと。全1巻。

【内容】

日本曹洞宗授戒方法を定義している『仏祖正伝菩薩戒作法』では教授道場での教授師の進退について、以下のように規定している。
広く戒相を説く。〈今、教授師文有り。〉

道元禅師が戒法を授けるときに、教授師として招かれた懐弉禅師は,納┐靴拭惷擬師文』について、独立した『教授戒文』として示している。内容は、宗門で嫡嫡相承している禅戒の精神を鮮明にしたものであり、懺悔三帰戒三聚浄戒十重禁戒から成立している。なお、一部の研究者は我々が今見ている『教授戒文』は、懐弉禅師の示したものであり、道元禅師の真意を反映していないとするが、教授道場の幕外で戒師はその内容を聞いていたはずなので、違いが存したかは不明である。

なお、この『教授戒文』については、現在熊本広福寺に伝わる大智禅師の書写本が伝わっている。また、曹洞宗内で広く用いられて、経豪はこの『教授戒文』と、『梵網経』とを一緒に註釈して『梵網経略抄』を示している(なお、著者自身は、自分の言葉ではなくて、先師の言葉に余詞を交えず記したと主張する)。これは、泉福寺?に秘蔵され、その師資のみが伝承していたが、宝暦8年(1758)4月、万仭道坦が『禅戒鈔』と名付けて出版し、以来流通している。

また、本来この『教授戒文』は口伝でのみ用いられていたが、瑩山禅師はこれを和文に開いて慧球姉公に授けたとされており、『教授文』と呼ばれている。

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