【定義】
日本曹洞宗の現行の
授戒会では、
戒師に成り代わって
戒弟に戒文や
受戒の作法を授ける者。
【定義】
本来、原始仏教や部派仏教では
具足戒を授ける場合、
三師七証?か最低でも三師一証を必要とした。この場合の
三師とは、
戒師・羯磨阿闍黎・教授阿闍黎のことであり、証とはそれを証明する有徳の僧のことである。
しかし、大乗仏教になって、僧伽の制度が失われると、
戒師などの僧が得られなくなったため、斎戒の上、
戒師として釈迦牟尼仏、羯磨阿闍黎として文殊菩薩、教授阿闍黎として弥勒菩薩、そして証人として三世十方の諸仏や、等侶として十方の諸菩薩を勧請して
自誓受戒することも『観普賢菩薩行法経』で認められた。
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