【定義】
道元禅師が示した『仏祖正伝菩薩戒教授戒文』を瑩山禅師が和訓にしたもの。全1巻。
【内容】
日本曹洞宗の授戒では、教授師が戒弟に戒文の意義を示す。道元禅師は口伝でのみ伝えていたが、懐弉禅師がそれを筆録し、瑩山禅師は更に和文に開いて慧球?姉公に授けており、『仏祖正伝菩薩戒教授文』と呼ばれている。『教授戒文』訓読法の一典拠といえる(もう一つの典拠は経豪禅師『梵網経略抄』の泉福寺?所蔵本)。その奥書には以下のように示されている。
道元禅師が示した『仏祖正伝菩薩戒教授戒文』を瑩山禅師が和訓にしたもの。全1巻。
【内容】
日本曹洞宗の授戒では、教授師が戒弟に戒文の意義を示す。道元禅師は口伝でのみ伝えていたが、懐弉禅師がそれを筆録し、瑩山禅師は更に和文に開いて慧球?姉公に授けており、『仏祖正伝菩薩戒教授文』と呼ばれている。『教授戒文』訓読法の一典拠といえる(もう一つの典拠は経豪禅師『梵網経略抄』の泉福寺?所蔵本)。その奥書には以下のように示されている。
右教授の文、むかしはただ口伝してふでにのこさずといへども、永平和尚あまねく諸人にさづけしゆゑに、弉和尚教授とましまいしとき、はじめて一説をしるして、戒の大概をときおきたまへるを、いま慧球姉公に戒法をさづくるとき、はじめて訓のままにかきてあたふるなり。
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