【定義】
業とは、過去に行って将来に果を招くべき行為のこと。道とは
六道のこと。
依正は
依報(環境)と
正報(身心)。
道元禅師は一切衆生について論じる際にこの語を採り上げられ、衆生はその素質や能力、或いは環境によって種々様々であることを示した。
いはゆる一切衆生の言、すみやかに参究すべし。一切衆生、その業道依正ひとつにあらず、その見まちまちなり。凡夫・外道・三乗・五乗等、おのおのなるべし。いま仏道にいふ一切衆生は、有心者みな衆生なり、心是衆生なるがゆえに。無心者おなじく衆生なるべし、衆生是心なるがゆえに。しかあれば、心みなこれ衆生なり、衆生みなこれ有仏性なり。 『正法眼蔵』「仏性」巻
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