【定義】
答:
面山瑞方、問:
万仭道坦。明和4年(1767)春に、万仭師が九州に行く際に南禅寺の金龍軒にいた面山師を訪ねた際の
問答を、面山師が自署しておいて後に万仭師に与えたという。面山師85歳、万仭師70歳と、お互い老境になってからであったが、内容は
仏教全般、宗門の大事にまで及ぶ。
なお、面山師の応答は常に、
道元禅師の
宗乗に因った内容であり、当時の宗学参究が相当に進んでいたことを窺わせる。従来は書写でしか伝わらなかったが、現在では、『
続曹洞宗全書』「
法語」巻で読むことが可能。また、『永平正法眼蔵
蒐書大成?』でも写真版が見られる。
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