【定義】
江戸時代日本曹洞宗が輩出した学僧。指月を号とし、慧印を名とする。別に三光老人とも。
生没年:元禄2年(1689)〜明和元年(1764)
出身地:武蔵国(現在の埼玉県)
【略歴】
酒井雅楽頭の家中であった上杉氏の出である指月は、武蔵国(現在の埼玉県)男衾郡(おぶすまぐん)に生まれた。上野国(群馬県)橋林寺の月泉嫩桂を受業師として出家得度した指月は、加賀大乗寺の智灯?照玄に師事して参究し、成田(千葉県)龍淵寺の牧田春翁に嗣法した(一説では月峰快雲の法嗣とも)。
享保16年(1731)に、下野(栃木県)本光寺に住するが、享保21年に退董し、そして、寛延2年(1749)に西光院を開き、そして西光寺・養光寺などを開いた。他にも龍淵寺や川崎宗三寺にも住している。
指月は、江戸吉祥寺?栴檀林で、盛んに宗乗を提唱し、広く宗旨を宣揚した。そのため、面山や天桂と並んで、江戸時代の代表的な曹洞宗学者と評されている。法嗣には瞎道本光を出し、その宗乗参究は受け嗣がれることになった。明和元年12月6日、岩城(福島県)根岸村西光寺の法会に招かれている間に示寂した。世寿76歳。
【主な著作】
・『拈評三百則不能語?』
・『不能語偏正五位説?』
・『参同契・宝鏡三昧不能語』
・『坐禅用心記不能語?・三根坐禅説不能語?』
・『普勧坐禅儀不能語・坐禅箴不能語』
・『法華経不能語?』など他多数。
以上に見るように、「不能語」と名付けられた著作が多い。
・『荒田随筆』
・『勧善小語』
・『五位小説?』
・『即心是仏』
・『禅戒篇』
・『念仏章?』
・『指月禅師仮名法語』など多数。
他にも、多くの著作がある。
【先行研究】
佐々木章格「指月」(『道元思想のあゆみ3』)
江戸時代日本曹洞宗が輩出した学僧。指月を号とし、慧印を名とする。別に三光老人とも。
生没年:元禄2年(1689)〜明和元年(1764)
出身地:武蔵国(現在の埼玉県)
【略歴】
酒井雅楽頭の家中であった上杉氏の出である指月は、武蔵国(現在の埼玉県)男衾郡(おぶすまぐん)に生まれた。上野国(群馬県)橋林寺の月泉嫩桂を受業師として出家得度した指月は、加賀大乗寺の智灯?照玄に師事して参究し、成田(千葉県)龍淵寺の牧田春翁に嗣法した(一説では月峰快雲の法嗣とも)。
享保16年(1731)に、下野(栃木県)本光寺に住するが、享保21年に退董し、そして、寛延2年(1749)に西光院を開き、そして西光寺・養光寺などを開いた。他にも龍淵寺や川崎宗三寺にも住している。
指月は、江戸吉祥寺?栴檀林で、盛んに宗乗を提唱し、広く宗旨を宣揚した。そのため、面山や天桂と並んで、江戸時代の代表的な曹洞宗学者と評されている。法嗣には瞎道本光を出し、その宗乗参究は受け嗣がれることになった。明和元年12月6日、岩城(福島県)根岸村西光寺の法会に招かれている間に示寂した。世寿76歳。
【主な著作】
・『拈評三百則不能語?』
・『不能語偏正五位説?』
・『参同契・宝鏡三昧不能語』
・『坐禅用心記不能語?・三根坐禅説不能語?』
・『普勧坐禅儀不能語・坐禅箴不能語』
・『法華経不能語?』など他多数。
以上に見るように、「不能語」と名付けられた著作が多い。
・『荒田随筆』
・『勧善小語』
・『五位小説?』
・『即心是仏』
・『禅戒篇』
・『念仏章?』
・『指月禅師仮名法語』など多数。
他にも、多くの著作がある。
【先行研究】
佐々木章格「指月」(『道元思想のあゆみ3』)
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