【定義】
口訣、
面授口訣?、口授などともいう。意味としては、口ずから伝えること。師が、弟子の中から特に選び出した者に、自ら口頭で奥義を授けること。或いはその奥義そのもの。
口伝法門?。
【内容】
インドでは古くから、仏典を筆録すると、その神聖さを害するものとして口授で伝えられたという。特に、大乗仏教も後期に至ると、密教では秘法が口伝されるようになり、12の場合を挙げて十二口伝と称するようになった。日本の天台宗では、種種の
口伝法門?が行われ、また
禅宗でも
切紙を用いた口伝が行われるようになった。
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