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【定義】

差は選ぶことであり、選び定めることを差定という。叢林で、諸行事の次第や配役を決めることを指し、それを掲示したものをも指す。
羅漢供養式 兼日貼照牌。十五日以前に預め差定を出すなり。 『瑩山清規(上)』

【内容】

以上の【定義】に挙げた内容だが、江戸時代の学僧、面山瑞方師は批判している。
差定の差は、字書に、音義多し。差定の時は差初加切、択也の注を取てえらぶと訓ず。人をえらび定むるを差定と云。たとへば懺法?の差定なれば、維那の指揮にて、導師は誰れ、香華は某上座三帰は某西堂など、大衆の中より、えらび定むるなり。ゆへに住持が導師の時は、差定の字を除て維那某白とばかりかく。住持を差定するは、無礼にあたるゆへなり。しかるをあやまりて今時法事の次第品目をも差定とかき、仏誕生行法事差定、五更坐禅恒規など書くは、盲昧と云べし。これは差定も、品目次第も榜が同じきゆへに、板にかくものはみな差定と意得たる誤なり。 『考訂別録』巻三「観音懺法?附差定考訂」

ここには、何でもかんでも、行持次第に「差定」と書く誤りを指摘されており、特に、本来的に住持の指揮を受けて自らの公務を勤める維那が、その住持に対しても、「差定」として、指揮することが誤りだとされているのである。

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