【定義】
坐禅の姿のこと。規則に従って正身端坐した姿を指す。日本曹洞宗の場合には、道元禅師の『普勧坐禅儀』『正法眼蔵』「坐禅儀」巻、『弁道法』や、瑩山禅師の『坐禅用心記』に規定されている方法を用いる。
なお道元禅師は坐禅していれば、自ずと坐相は定まるものであるとし、まさに坐禅することが坐相そのものを形成することを説く。
坐禅の姿のこと。規則に従って正身端坐した姿を指す。日本曹洞宗の場合には、道元禅師の『普勧坐禅儀』『正法眼蔵』「坐禅儀」巻、『弁道法』や、瑩山禅師の『坐禅用心記』に規定されている方法を用いる。
正身端坐すべし。ひだりへそばだち、みぎへかたぶき、まへにくぐまり、うしろへあほのくことなかれ。かならず耳と肩と対し、鼻と臍と封すべし。 「坐禅儀」巻
なお道元禅師は坐禅していれば、自ずと坐相は定まるものであるとし、まさに坐禅することが坐相そのものを形成することを説く。
若執坐相、非達其理。いはゆる執坐相とは、坐相を捨し坐相を触するなり。この道理は、すでに坐仏するには不執坐相なることえざるなり。不執坐相なることえざるがゆえに、執坐相はたとひ玲瓏なりとも、非達其理なるべし。恁麼の功夫を、脱落身心といふ。 『正法眼蔵』「坐禅箴」巻
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