曹洞禅・仏教に関するwikiです。人名・書名・寺院名・思想・行持等々について管理人が研究した結果を簡潔に示しています。曹洞禅・仏教に関する情報をお求めの方は、まず当wikiからどうぞ。

【定義】

人の心にある三種の害毒のこと。貪欲瞋恚愚痴の3つであり、これらは、出世の善心を曲げるため毒となす。
いはく、三毒を三毒としれるともがらまれなるによりて、うらみざるなり。 『正法眼蔵』「渓声山色」巻

なお、本来は仏道を学ぶときの障害となる、三毒について、当に三毒そのものが仏法であり、いたずらに否定することこそ、悟りから遠ざかる教えではないかという疑問に対して、如浄禅師は以下のように答えている。
拝問す。近代の疑者云く「三毒即仏法、五欲即祖道」と。若し彼等を除かずに、即ち是れを取捨するは、還、小乗と同ぜるや、と。堂頭和尚示して曰く「若し三毒五欲等を除かざる者は、瓶沙王国・阿闍世国の諸外道の輩に一如す」と。 『宝慶記』第15問答

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

管理人/副管理人のみ編集できます