【定義】
人の心にある三種の害毒のこと。貪欲・瞋恚・愚痴の3つであり、これらは、出世の善心を曲げるため毒となす。
なお、本来は仏道を学ぶときの障害となる、三毒について、当に三毒そのものが仏法であり、いたずらに否定することこそ、悟りから遠ざかる教えではないかという疑問に対して、如浄禅師は以下のように答えている。
人の心にある三種の害毒のこと。貪欲・瞋恚・愚痴の3つであり、これらは、出世の善心を曲げるため毒となす。
いはく、三毒を三毒としれるともがらまれなるによりて、うらみざるなり。 『正法眼蔵』「渓声山色」巻
なお、本来は仏道を学ぶときの障害となる、三毒について、当に三毒そのものが仏法であり、いたずらに否定することこそ、悟りから遠ざかる教えではないかという疑問に対して、如浄禅師は以下のように答えている。
拝問す。近代の疑者云く「三毒即仏法、五欲即祖道」と。若し彼等を除かずに、即ち是れを取捨するは、還、小乗と同ぜるや、と。堂頭和尚示して曰く「若し三毒五欲等を除かざる者は、瓶沙王国・阿闍世国の諸外道の輩に一如す」と。 『宝慶記』第15問答
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