【定義】
生き物の生まれる形態に依った分類で人間や獣のように母胎から生まれることを「胎生」。鳥などのように卵殻から生まれることを「卵生」。湿気のあるところから形を受けたように見えるものを「湿生」。天界の
衆生のように、ただ縁によって生まれる者を「化生」。
以上のように分類し、ここに
六趣と合わせて、「六趣四生」と言って、全ての生き物を網羅し、さらに生きている場所によって、
三有(欲界・色界・無色界)と分類する。
もし菩提心をおこしてのち、六趣四生に輪転すといへども、その輪転の因縁、みな菩提の行願となるなり。 『正法眼蔵』「渓声山色」巻
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