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【定義】

禅林に於ける朝昼の食事の時に、首座が唱える施食の偈文のこと。
十声仏罷、良久して打槌一下し、首座施食す〈粥に云く、粥有十利、饒益行人、果報生天、究竟常楽。又た云く、粥是大良薬、能除消飢渇、施受獲清涼、共成無上道。斎に云く、三徳六味、施仏及僧、法界人天、普同供養。鑽飯に云く、施者受者、倶獲五常、色力命安、得無礙弁。已上は並びに声を引いて高く唱うるなり〉。 『禅苑清規』巻1「赴粥飯」

なお、上記から『禅苑清規』の段階では、4種類の「施食偈」があったことが理解出来よう。

粥 Т,暴粛有り、行人を饒益す、果報は天に生じ、究竟じて常楽ならん。
粥◆Т,論Г貘舂斌堯⇔匹飢渇を除消す、施受すれば清涼を獲て、共に無上道を成ず。
斎時:三徳六味を、仏及び僧に施し、法界人天も、普同に供養す。
鑽飯:施者も受者も、倶に五常を獲て、色力命を安んじ、無礙の弁を獲る。

また、道元禅師が『赴粥飯法』で示している粥,緑文は以下の通りである(斎時は上記と同じで、粥及び鑽飯は示していない)。

粥有十利、饒益行人、果報無辺、究竟常楽。

違いは3句目で、「果報生天」が、「果報無辺」になっていることであるが、これは『禅苑清規』よりも後に成立した『入衆須知』(1263年頃成立のため、道元禅師は直接本書を参照しているわけではない)に同じであり、おそらくは禅林の中で変容したことを伝えているといえよう。

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