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【定義】

紫色の袈裟、または法衣のこと。同じ「紫衣」ではあるが、中国では袈裟を、日本では法衣を意味するという。元々の仏制には関係なく、中国の朝廷にて、最も貴い服色とした紫袈裟を、則天武后が9人の僧に下賜したのが最初という。日本では、建仁寺を開いた栄西禅師や、永平寺を開いた道元禅師に下賜したのが最初とはいうが、道元禅師については、江戸時代初頭の伝記に急に出てくる話でもあり、史実性は疑われている。道元禅師への紫衣下賜の詳細は、「賜紫衣謝偈」項参照。
先師天童和尚は、越上人事なり。十九歳にして、教学?をすてて参学するに、七旬におよむでなほ不退なり。嘉定の皇帝より紫衣・師号をたまはるといへども、つひにうけず、修表辞謝す。 『正法眼蔵』「行持(上)」巻

このように、道元禅師は本師・如浄禅師が紫衣を受けなかったことを示す。ただし、一時の道元禅師伝研究にて盛んに喧伝されたような、絶対に拒否するという意味合いでは無かったように思われる。
僧病の如きは、官に申す。亡僧津送するに及んでは、衣物を估唱す。亡僧の度牒を繳納するに、或は紫衣師号の文牒等は、並に維那専切に管勾して庫司に報じて官に申せ。 『知事清規』「維那」項

絶対に拒否するのであれば、このような軌範自体が成立しているはずが無いためである。

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