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【定義】

時の流れに於ける或る一点のことで、正午からの時間によって表す。

【内容】

日本でも古くから漏刻(水時計の一種)が用いられていたと考えられており(現在の6月10日に設けられている「時の記念日」は、天智天皇10年[671]宮中に漏刻が設置されたことに由来するという)、それにしたがって1日の時間もかなり正確に定められていたと考えられるが中国宋代に入り、巨大な漏壺を用いて、より正確な計測が出来る水時計が成立したとされる。

また、現在のような時刻表記はされていなかった。1つは干支を使ったもの(「十二時頌?」項参照)であり、今ひとつは日の高さや翳り、日常作法などから以下のように呼ばれている(以下の項目は『行持軌範』412〜413頁参照)。なお、簡単に意義を記したが、詳細は各項目のリンク先を参照。

後夜 早朝。
暁天 夜の明け方。
粥罷 朝食後。
早晨 午前中。
禺中 午前10時。
半斎 朝食と昼食の間。
日中 正午。
午時 正午。
斎罷 昼食後。
晡時? 午後4時。
黄昏 夕方。
初夜 中夜以前。
昏鐘罷 日没後の昏鐘の後。
開枕 午後9時。
中夜 真夜中。

※「罷」というのは「○○後」という意味。

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