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【定義】

‖昭用に対して自受用という。自証の法悦を自ら味わいながら、正法のままに生きる仏の境界を自受用三昧、または自受用の境界という。この自証の境界を出て、他を教化する立場に立つことを他受用という。
諸仏如来、ともに妙法単伝して、阿耨菩提を証するに、最上無為の妙術あり。これただ、ほとけ仏にさづけてよこしまなることなきは、すなはち自受用三昧その標準なり。 『弁道話

道元禅師の『弁道話』の一文を抜き出して、読誦用に編集したもの。「眼蔵会?」などの諸勉強会の冒頭で読誦され、一部地域ではそのまま読誦経典に準ずる扱いを受けている。なお、元駒澤大学総長・衛藤即応?博士は、この『自受用三昧』を重視され、道元禅師がわざわざ読誦しやすいように書かれた文章であると推測されている。該当箇所は、『弁道話』の「宗門正伝にいはく、この単伝正直の仏法は」から、「一人坐禅功徳をはかり、しりきはめんといふとも、あへてほとりをうることあらじ」までの文章である。また、「仏法を住持せし諸祖、ならびに諸仏」から始める場合もある。
面山瑞方師の著作、全1巻、元文3年(1738)刊。道元禅師正伝された仏法を高揚し、また当時臨済宗流の看話禅や誤った坐禅の方法に陥っていた曹洞宗僧侶を諫めるものとなっている。巻末には、道元禅師が坐禅について述べた言説を集め、自らの見解の傍証に充てている。
余、祖意を述して、『自受用三昧』を説く。初心は、よむべし。 面山僧堂清規』巻5・別行法式十八条

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