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【定義】

江戸時代の中期以降、寺院住職になるために室内で伝授された五つの法物のこと。江戸元禄期の「宗統復古運動」の結果、人法を表す「室内三物嗣書大事血脈)」に加えて、伽藍法を示す「重授二物(伽藍大事・伽藍血脈)」を加えて「室内五物」となった。
元禄年中に両尊宿、前伝をすて後伝をとり、移住ごとに乱灯なるをかなしみ、官家へ訴訟して、仏祖古法の通り一師印証に定りし時、大事血脈の二物を以て、其寺開山より、戒法聯綿の証となせり、伽藍法と云ふこれなり、今歴住する所にをいて、此二物を重授して、其寺の世牌と血脈の列名と、点対してたがへざるを、伽藍法の相続と名く、住持の次第にして嗣法の次第には非ず、五物とは嗣法の三物に、伽藍の二物を重授せしなり 面山瑞方禅師『伝法室内密示聞記

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